宮崎市はその代表的な観光地である青島エリアの新しい展望を模索するため、民間との共創による2つのサウンディング調査を行うことを発表しました。この取り組みの目的は、青島を単なる「点」ではなく、「面」として存続可能な発展へと導くことです。2つの調査それぞれが異なるアプローチを取り、地域全体の価値向上を目指しています。
トライアル・サウンディング
最初の調査は、「トライアル・サウンディング」です。この取り組みでは、2つの公有地を期間限定で活用し、市場のニーズや将来的な事業化の可能性を探る実験が行われます。過去には、栄町街区公園で実施した結果、成功裏に事業化が進んだ実績もあります。ここで募集される提案は、単なる営利目的ではなく、青島エリア全体の価値を高めるようなアイデアが求められています。
利用対象地
1.
青島駅前通・東口駐車場(市有地)
ここは青島のシンボルロードであり、多くの人々が訪れる場所ですが、現状は人通りが少なく静かです。そのため、イベントの開催や、休憩できるスペースを設けて賑わいを生む提案が期待されています。
2.
白浜海水浴場(県管理地)
今年度は開設されないものの、この美しいロケーションは今後の活用が望まれています。休憩エリアの設置や、宿泊施設利用者向けコンテンツの提案が求められています。
○トライアル・サウンディングの実施概要
- - 利用可能期間:2025年7月23日~10月31日
- - 利用日数:1日から30日の範囲内
- - 提案受付期間:2025年7月9日~9月30日
対話型サウンディング
もう一つの調査は「道の駅フェニックス」に関する対話型サウンディングです。この施設は昭和40年度に開業し、今では年間30万人以上の観光客が訪れる人気スポットです。しかし、築60年が経過し老朽化が進んでいるため、改修や建て替えの計画が重要となっています。この調査では、民間事業者との対話を通じて、事業手法や運営方法のフィードバックを受け取り、より魅力的な施設作りを目指します。
○対話型サウンディングの実施概要
- - 実施期間:2025年7月23日~10月31日
- - 申込受付期間:本日から2025年9月30日
最後に
これらの取り組みは、青島エリアの魅力を再発見し、さらなる発展に向けた新しいステップになることが期待されています。宮崎市では、民間事業者の自由な発想を生かした提案をお待ちしています。一緒に青島エリアを盛り上げていきましょう!