チョコレートコンテスト
2018-11-05 17:41:42

世界最大のチョコレートコンテストでスイスが栄冠、日本も健闘

ワールドチョコレートマスターズ2018の結果



2018年11月2日から3日間、パリで開催されたワールドチョコレートマスターズ2018が大成功のうちに終了しました。この国際的なチョコレートコンテストには、20名のショコラティエが参加。最終的な栄冠を手にしたのはスイス代表のElias Läderach氏でした。彼は、その革新的な作品で最高の評価を受けました。なお、日本代表である垣本晃宏氏は、見事4位に輝き、今大会の大きな話題の一つとなりました。

ファイナルラウンドのハイライト



ファイナルラウンドでは、上位10名のファイナリストが、テーマ「City of Tomorrow(明日の都市)」を基にした2つのマスターピースを制作。ショコラティエたちは、未来の都市という壮大なテーマに挑み、それぞれの視点から独自の作品を披露しました。細部までこだわった造形と、食材の一体感に観客も魅了されました。特に印象的だったのは、各選手が未来の建 物を模した彫刻を巧みに表現した点で、絶妙なコラボレーションが見られました。

さらに、現場には多くのファンが集まり、熱気に包まれました。垣本氏の作品は特に高評価を得ており、その詳細なテーマへのアプローチが注目されました。

日本代表の健闘



日本の垣本氏が制作したパティスリーは、貝殻をモチーフにしたもので、そのユニークな組み合わせが評価に値します。彼は「ローズマリーやディルのようなハーブを使うことで、これからの食材の組合せに新たな可能性を見出した」と語り、未来の食生活におけるチョコレートと野菜の適合性について考察しました。垣本氏は、都市の食糧育成に関する独自のビジョンを表現し、さらに美しい彫刻を通じてその理念を視覚化しました。このような深いテーマを持った作品が、他のファイナリストと同様に強い印象を与えたのです。

意外なアクシデント



しかし、ファイナルラウンド中にはハプニングも発生。シンガポール代表のDesmond Leeが作品を移動中に一部を床に落としてしまうというドラマがありました。このような予期せぬ出来事も、競技をより興味深いものにしています。

優勝者の声



スイスのLäderach氏は、受賞後のインタビューで、作品に使った砂糖の量はわずか4%であることを明かし、特に糖度に気を配ったことを強調しました。また、彼は自身の作品が「3Dペインティングのよう」で、内面的な静と外面的な動を表現できていると話しました。このように独自のアプローチで作品を仕上げたLäderach氏は、ロンドンの高級デパートハロッズとの流通契約を結ぶことにも成功しました。

ワールドチョコレートマスターズとは?



ワールドチョコレートマスターズは2005年に設立された国際的なチョコレートコンテストで、ショコラティエたちにとっては最も権威ある大会とされています。このコンテストは、フランスのチョコレートメーカーであるカカオバリーが主催しており、世界中のプロフェッショナルが技術と創造性を競い合います。受賞者たちは自身の名声を高めるだけでなく、質の高いチョコレートの創作を通じて、世界中の人々に感動を与える存在となります。今大会においても、数々の才能あふれるショコラティエが集結し、名勝負を繰り広げました。

今後の挑戦者にも期待が寄せられており、さらなる成果を期待したいですね。

会社情報

会社名
ワールドチョコレートマスターズ
住所
Aalstersestraat 122 B-9280 Lebbeke
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。