千葉興業銀行とNTT DXパートナーが新しいDXコミュニティを構築
千葉興業銀行と株式会社NTT DXパートナー(東京都新宿区)は、地域企業の持続的成長とデジタル変革(DX)を支援する新たな取り組みを発表しました。この取り組みの一環として、2025年7月1日から地域企業向けのコミュニティプラットフォーム「ちばCoラボ」を設立します。このプラットフォームでは、企業が安心して学び合い、実践的な知識を共有する環境を提供することを目指しています。
背景
現代の地域企業は、人口減少や多様化する市場ニーズに対処する必要があります。これには、経営基盤の強化やDXの推進が不可欠です。しかし、総務省の調査によれば、日本の大企業の約25%、中小企業では約70%がデジタル化への取り組みを未実施と答えています。このような中で、地域企業が自力でDXを進めることはかなり難しいのが実情です。そのため、地域金融機関が持つ外部の力を活用することが重要とされています。
千葉興業銀行は、地域企業と取引先の運命共同体として、DX推進を支援する役割が期待されており、NTT DXパートナーはその支援パートナーとして「DXSTAR for Bank」というサービスを提供しています。このサービスは、企業のDX課題を可視化し、解決へと導く様々なツールやリソースを包括的に提供します。
「ちばCoラボ」の詳細
「ちばCoラボ」は、地域企業の自主的なDX推進を支援し、ネットワークの構築を目指すプラットフォームです。主要な機能には以下のようなものがあります:
- - オウンドメディア:最新のDX事例やトレンドを発信するスペース。
- - オンラインコミュニティ:企業同士の交流や情報共有を促進する場。
- - DX診断ツール:企業が自らのデジタル成熟度を確認できる機能。
- - リアルイベントの開催:実践に結びつく機会を提供し、ネットワーキングを促進します。
このプラットフォームは、地域企業がどこから初めればよいか分からないという悩みに応える形で設計されています。
今後の展開
「ちばCoラボ」は2025年10月に正式オープンを予定しており、千葉興業銀行と共に機能の強化を図っていく予定です。NTT DXパートナーは地域金融機関と連携し、法人向け非金融サービスの拡充や地域企業のDXを共に進め、より良い社会を作るために貢献していく方針です。
お問い合わせ
本件について地域金融機関からの問い合わせは、株式会社NTT DXパートナー地域企業支援事業部までお願いいたします。お知らせが必要な方は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
千葉興業銀行とNTT DXパートナーの協業による「ちばCoラボ」は、地域企業がデジタル時代において競争力を持ち、持続的成長を果たすための重要なステップとなるでしょう。