映画興行で提携
2009-11-10 14:55:28
東京テアトルとシネカノンが映画興行事業で提携を発表
東京テアトルとシネカノンの業務提携について
東京テアトル株式会社(本社:東京都中央区)と株式会社シネカノン(本社:東京都渋谷区)は、映画興行事業に関する業務提携の基本合意を発表しました。この提携は2009年11月9日に締結され、契約は3年間に及ぶこととなります。
提携の内容と目的
具体的には、シネカノンが運営する有楽町の映画館(シネカノン有楽町2丁目)と渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷の2館において、東京テアトルが運営を受託します。また、これにより東京テアトルは合計16館、40スクリーンを運営することとなり、首都圏及び関西圏での単館系映画興行市場においてトップシェアを目指しています。これに併せて、2010年2月からはこれらの館が優待対象事業所に追加され、さらなるサービスの充実が図られます。
映画興行業界の現状
現在、東京テアトルの映画興行事業は、首都圏を中心に14館、35スクリーンを持ち、特化した単館系映画館の運営を行っています。しかし、その一方で興行収入の停滞、スクリーン数の増加による激化した競争、さらに洋画鑑賞人口年々減少する傾向が見られています。最近の金融危機の影響もあり、邦画の公開本数が今後減少することが予想され、映画業界は厳しい環境に直面しています。
業界の対応策
このような状況を打開するためには、単館系映画館に特化し、規模を拡大することで集客力のある作品を獲得しやすい体制を構築することが求められています。東京テアトルは、この業界の過酷な環境を乗り越えるための選択肢として、今回のシネカノンとの提携に至りました。また、シネカノンも製作や配給、学校運営に注力しながら、この提携によって単館系映画興行事業を強化する狙いがあります。
今後の展開
提携の基本合意から約3週間後の12月1日には契約の効力が発生し、両社の連携が実現します。新たな映画館の運営開始により、両社が持つリソースを最大限に活用した新たな出発が期待されます。映画ファンにとっても、新しい映画文化を提供する場として、注目する価値があります。
今後、東京テアトルとシネカノンがどのような映画作品を展開していくのか、また、どのような特別上映やイベントが行われるのか、とても楽しみです。両社の提携による新しい試みに注目です。
会社情報
- 会社名
-
東京テアトル株式会社
- 住所
- 新宿区新宿1-1-8 御苑テアトルビル
- 電話番号
-
03-3355-1010