飲食店向け予約管理サービスの新たな提携
株式会社AccordX(東京都港区)が提供するキャンセル料金のデジタル請求サービス『請求できるくん』が、飲食店向け予約管理システム「トレタ予約台帳」を展開している株式会社トレタ(東京都渋谷区)と業務提携を行うことを発表しました。この提携により、両者のサービスが統合され、飲食店が直面している予約無断キャンセル(ノーショー)に対する効果的な対策が実現します。
業務提携の背景
近年、インバウンド需要の増加とともに、言語や文化の違いからくる予約無断キャンセルの問題が飲食店に深刻な影響を与えています。AccordXは、『請求できるくん』を通じてキャンセル料金のデジタル請求を行い、店舗オペレーションの効率化と顧客関係の健全化を目指してきました。そして、トレタ予約台帳との連携は、予約管理とキャンセル料の請求・回収を一元化し、業務を大幅に効率化する大きな一歩となります。
提携サービスの内容
「トレタ予約台帳」は飲食店専用に開発された予約・顧客管理システムで、特にテーブルマネジメントに優れています。予約情報を適切に管理することで、店舗の運営効率を上げることを目的としています。
主な特徴
予約状況に応じて最適な配席を行います。
ノーショーによる業務の混乱を防ぎます。
誰でも使いやすい設計となっています。
実務者の意見を反映した機能設計が特徴です。
提携による効果
1.
予約管理と請求回収の一体化
トレタ予約台帳から取得した予約情報を基に、『請求できるくん』が自動的にキャンセル料を請求・回収します。これにより、店舗のオペレーションが大幅に効率化されます。
2.
収益損失の削減
ノーショーやキャンセルによる売上機会の喪失を最小限に抑えることで、健全な飲食店経営を支援します。
3.
多様な顧客層への対応
多言語対応やスマートフォン決済機能により、インバウンドを含む様々な顧客ニーズに応えます。
4.
新たな顧客関係の構築
キャンセル料の請求を通じてクーポンを提供し、顧客との信頼関係を強化する仕組みを提供します。
今後の展開
AccordXは、この業務提携を出発点として、飲食業界における「キャンセルリスク対策のスタンダード化」を目指します。具体的には、予約情報の自動連携やワンクリックでの請求発行機能を実現し、さらに店舗スタッフの負担軽減を図ります。
また、データドリブンな店舗運営が求められる中、予約・キャンセル・請求に関するデータを分析して、収益改善の具体的な示唆を店舗に提供します。最終的には、飲食業界だけでなく他の事業領域においても応用が可能な新たな標準モデルを確立していく予定です。
請求できるくんとは
『請求できるくん』は、キャンセルポリシーを設定している全ての事業者向けに、キャンセル料の請求と回収を自動化するデジタル請求サービスです。このサービスは、手間をかけずに適切かつ効率的な回収プロセスを実現し、飲食事業者を中心に全国で約4,000店舗以上が利用しています。サービスを通じて、キャンセルによる収益損失を軽減し、顧客との信頼関係を構築する仕組みを提供しています。
この新しい提携により、飲食店の業務効率が飛躍的に向上することが期待されています。