SBI日本少額短期保険株式会社(以下、SBI日本少短)は、賃貸物件の家賃債務保証サービスを提供する株式会社Casa(以下、Casa社)との間で新たなシステム連携を開始しました。この連携は、両社が提供するサービスの利便性を高めることを目的としており、特に不動産管理の現場での業務効率化が期待されています。
システム連携の概要
2023年12月にスタートしたこの業務提携により、家賃と保険料の同時申込ができる新しいサービスが登場しました。この仕組みにより、Casa社が提供する保証管理システムと、SBI日本少短の保険契約管理システム「Nico」との間でNico APIを使用した情報交換が可能となります。入居者に必要な情報が迅速に反映されることで、契約手続きにかかる時間を著しく短縮できるのです。
効率化の可能性
特に、賃貸物件に入居する際の保険契約申込プロセスが大幅に簡素化されます。従来の方法では煩雑だった手続きを、中間サーバーを介して直接連携する仕組みが整うことで、入居者や不動産管理会社の双方にとって利便性が向上します。この新システムの導入により、入居希望者は保険契約手続きの煩わしさから解放され、すばやくスムーズに契約を結ぶことができるようになります。
これまでの取り組みと今後の展望
SBI日本少短は、2021年8月から中間サーバー開発を進め、すでにオンライン入居申込サービスや他の賃貸管理システムとの連携基盤を築いてきました。2023年4月にはNicoとのシステム連携をさらに強化するためにAPI仕様を公開し、これまでに13社との連携を実現しています。
SBI日本少短は、これまでの取り組みを踏まえた上で、「保険をもっと身近に」という企業理念のもと、今後も保険分野でのDX化を推進し、より多くの顧客に満足されるサービスを提供していく方針です。そして、Casa社も同様に「人々の健全な住環境の維持と生活文化の発展」という理念のもと、持続的な成長を目指して、全てのステークホルダーに価値を提供することを目指しています。
企業情報
- - 株式会社Casa: 本社:東京都新宿区。資本金16億円。事業内容は家賃債務保証及び養育費保証を中心に展開。公式サイト:株式会社Casa
- - SBI日本少額短期保険株式会社: 本社:大阪府大阪市北区。法人の資本金は1億9,000万円で、少額短期保険事業を運営。公式サイト:SBI日本少短
このように、SBI日本少短とCasa社が協力して進化し続けることで、賃貸生活をより快適にするためのサービスが実現する日も近いでしょう。