ASEANとインドの新市場
2025-10-27 11:58:58

ASEANとインドのカーボンニュートラル政策が示す新たな市場機会

ASEANとインドにおけるカーボンニュートラルの動き



2023年11月10日に開催される国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)を前に、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はASEANとインドの電力・燃料部門に関するカーボンニュートラル政策の調査結果を公表しました。この発表を受けて、同地域における日本企業の市場機会が注目を集めています。

調査の結果



NEDOがまとめたレポートによると、ASEAN各国とインドはそれぞれの再生可能エネルギー資源を効果的に活用し、独自のカーボンニュートラル政策を策定し推進しています。特にバイオ燃料の普及については、エネルギー自給率の向上、外貨の節減、そして新たな産業の振興といった三つの戦略が重要視されています。しかし、これには食料安全保障の観点から、食料と競合しない非可食フィードストック(原料)の開発が急務であることも示されています。

さらに、最近の地政学的な不確実性の高まりに伴い、輸入化石燃料依存国はその削減を優先事項としています。これにより、日本企業にとってもASEANとインド市場への参入機会が拡大しています。

重要な課題



一方で、世界的には地球温暖化対策が後回しにされている傾向があります。アメリカのパリ協定からの離脱や新興国の化石燃料依存からの脱却の遅れが顕在化しています。所得の高い国々が温室効果ガス(GHG)を減少させていく中、最大の排出国である中国については、2030年頃にGHG排出がピークを迎える見通しです。

ASEANとインドのエネルギー需要



ASEANとインドでは、急速な経済成長に伴いエネルギー使用量と二酸化炭素(CO2)排出量が増加しています。これに対応するため、各国はネットゼロの目標を掲げており、特に再生可能エネルギーの導入を積極的に進めています。このような状況下で、日本企業が競争力をつけるチャンスがあるとNEDOは指摘しています。

バイオ結成の現状と展望



特にインドネシアでは、バイオディーゼルの普及が注目されています。政府は軽油に対するバイオディーゼルの混合比率を引き上げ、将来的にはB100(100%バイオディーゼル)の導入も視野に入れています。しかし、新たなパーム農園の開拓は環境保護や労働環境の問題から厳しく規制されており、パーム油の生産量は一時的に頭打ちになる可能性があります。これは、食料問題にも影響を及ぼすと予想されています。

今後の方向性



NEDOは引き続きASEANとインドを注視し、各国のエネルギーやカーボンニュートラル政策に関する情報を発信していく姿勢です。今後の国際的な動向を踏まえ、関連するプロジェクトを展開し、地球温暖化問題の解決に向けて努力することでしょう。

このように、ASEANとインドのカーボンニュートラルに向けた取り組みに注目し、日本企業がどのような形で参入するかが、今後の大きな課題となります。


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会社情報

会社名
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
住所
神奈川県川崎市幸区大宮町1310番ミューザ川崎セントラルタワー
電話番号
044-520-5207

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