国際電話による特殊詐欺を防ぐ新プロジェクト始動!
千葉市美浜区において、特殊詐欺防止のための新たなプロジェクトが始まりました。その名も「ストップ!電話de詐欺 地域一体となった街づくりプロジェクト」。このプロジェクトの出発式が10月8日、千葉市美浜区役所で行われ、特別防犯支援官の伍代夏子氏が登壇しました。
日本全国で増加している特殊詐欺、特に「オレオレ詐欺」に対して、どういった対策が実施されるのか、その概要をお伝えします。
プロジェクトの背景と目的
「ストップ・オレオレ詐欺47」は、全国の警察とコンソーシアムを組み、詐欺被害を未然に防ぐための広報活動を行っています。2018年から続くこの取り組みは、犯罪者が用いる手法に対する知識を深めることを目的としており、全国47都道府県での啓発活動が実施されています。美浜区での今回の取り組みも、この流れを受けたものです。
伍代夏子氏の視点
出発式で伍代夏子氏は、「国際電話を止めるということが、特殊詐欺被害を軽減するために非常に重要です。詐欺の犯人は国際電話を使っており、まずはその通話を根本的に止めることが大切です」と語りました。これによって「犯人からの電話がかかってこない地域」を実現することが可能になると確信を持って発言しました。
このプロジェクトでは、特に高齢者が住む地域や自治体と連携し、国際電話の利用を休止する申請を促進しています。彼女は、地域のボランティアや自治会がこの取り組みのリーダーシップを取ることが必要だと強調しました。
住民への直接訪問
出発式後、伍代氏自身が美浜区内の住民宅を訪問し、国際電話を停止するための申し込みを促進しました。地域の住民に対する直接的なアプローチは、詐欺被害の予防に向けた重要なステップとされています。
「国際電話を使わない人々は、早急にそのサービスを停止する手続きをしてほしい」と呼びかけた伍代氏。その熱意に多くの住民が応じ、プロジェクトへの参加を表明しました。
防犯支援の強化
千葉西警察署と協力し、市と地域ボランティア団体が一体となって進めているこのプロジェクトは、単なる啓発活動にとどまらず、地域全体での防犯意識の向上を目指しています。各家庭での取り組みによって、より安全な環境を作り出すことが可能になるでしょう。
参加したボランティアの方々も、「我々が地域全体にこの情報を伝えていくことで、全国に先駆けた防犯地域を作ることができる」と、意気込みを語りました。
このプロジェクトへの参加や国際電話の利用停止申請は、国際電話不取扱受付センター(0120-210364)にて受付けています。また、詳細については公式ウェブサイト(https://www.kokusai-teishi.com/)も参照してください。
まとめ
今後も伍代夏子氏や地域ボランティアの方々が中心となり、特殊詐欺防止へ向けた取り組みが広がっていくことが期待されます。国際電話による犯罪の予防に向けて、地域が一丸となって行動することが、このプロジェクトの真の目的です。国際電話の利用を停止し、安心して暮らせる地域を共に築いていきましょう。