地域中小企業の共創プラットフォーム、2周年イベント開催
東京都に位置する「オープンイノベーションフィールド多摩国分寺館・八王子館」は、2025年の10月6日に開館からめでたく2周年を迎えます。この特別な機会を祝すべく、国分寺館と八王子館では、それぞれ異なるテーマで記念イベントを開催します。
イベント概要
第1部では、八王子館にて10月28日(火)に「八王子の製造業経営陣が本音で語る!ものづくり企業のオープンイノベーション戦略」が行われます。ここでは、大学から生まれた先進技術を活用した株式会社菊池製作所と、その系譜を引く株式会社イノフィスから経営者が登壇。彼らは、東京理科大学由来の「マッスルスーツ」に基づき、協働による新製品開発のプロセスや成果を発表します。
さらに、モデレーターとしてNHKエグゼクティブ・ディレクターの片岡利文氏が参加。日本の製造業を追い続けてきた彼の視点から、登壇者たちの経験を深く掘り下げる貴重な機会です。参加対象者には中小企業の経営者や製造業者、一般市民も含まれ、ハイブリッド形式での開催となります。参加希望者は、指定のページからオンラインで申し込みが可能です。
国分寺館のイベント
一方、国分寺館では11月14日(金)に「ものづくりの再定義と未来 — 技術×人材×連携でひらく中小企業の可能性 —」が開催されます。このイベントでは、長野県伊那市の町工場を率いる橋爪良博氏が登壇し、経営における失敗を糧にした実践方法について語ります。また、東京大学の矢口氏がモデレーターとして加わり、中小企業が未来に向けたものづくりをどのように進めていくかについての見解を述べます。こちらは現地開催のみで、参加者はオンラインで事前申し込みが必要です。
共創の未来へ
「オープンイノベーションフィールド多摩」は、地域の中小企業が連携し、新しい事業を生み出すための場として機能しています。セミナーやコワーキングスペースを提供し、地域の企業同士や大学、自治体とのつながりを促進しています。特に国分寺館には、開発支援機器として3Dプリンターを備えたプロトタイプラボも設置されており、ここから新たな製品が誕生することを期待しています。
地域企業の成長や共創を目指す施策は、社会全体に広がる影響を及ぼすでしょう。未来を見据えたこのイベントは、自らのビジネスを再考する絶好のチャンスです。興味がある方は、ぜひご参加ください。