デフィデ株式会社が提案する新しいエンゲージメントサーベイの未来
東京都港区を拠点に置くデフィデ株式会社は、革新的なAIエンゲージメントサーベイ「生成AIワークバリュー・スコア分析」(JOB Scope)の特許を取得したことを発表しました。特許番号第7663188号で登録されたこの技術は、従業員の属性情報や会社情報を基に、AIが各従業員向けに特別にカスタマイズされたサーベイの質問を自動生成できる機能を持っています。
エンゲージメントサーベイの課題
従来のエンゲージメントサーベイでは、全社員に同じ質問が行われるため、職種や役職、社歴による個別の事情が考慮されず、結果の精度が落ちるという課題がありました。例えば、営業の新入社員と技術部のベテラン管理職が同じ質問に回答することで得られる情報には大きな乖離が生まれます。また、会社のミッションやバリュー、業種特性も反映されていないため、その企業特有の文脈が失われてしまいます。
Gallupの「State of the Global Workplace 2025 Report」によると、2024年の世界的な従業員エンゲージメント率がわずか21%にとどまり、これによる経済損失は年間8.9兆ドルにも上るとされています。こうした背景から、デフィデ株式会社では新たな技術の開発に取り組みました。
特許技術の概要
今回特許権が取得された技術の核心は「属性適応型質問自動生成エンジン」です。このエンジンは、会社のミッションやビジョン、バリューといった組織レベルの情報と、従業員の役割や職歴といった個人レベルの情報を組み合わせて、AIが最適化された質問を自動設計します。これにより、これまでのように同じ質問を全社員に配布するのではなく、個々の状況に応じた質問に変わります。
4つの特長
1.
属性に基づく質問の自動生成
職務や社歴に応じた質問が即座に生成され、個別の状況に最適化されたインサイトを引き出せます。
2.
会社特性の反映
企業のミッションやビジョン、バリューと合致した設問がAIによって生成されるため、特有の文脈を反映しています。
3.
定量と定性の融合
選択式回答と自由記述の両方を伴う設計で、従業員の本音や感情も同時に把握可能です。
4.
心理カウンセリング的アプローチ
AIが励ましのコメントを挟む形式で対話を生成し、リラックスした環境で従業員が本音を語れるようサポートします。
従来型サーベイとの比較
| 比較項目 | 従来型サーベイ | 特許第7663188号技術 |
|---|
| ---- | ----- | ----- |
| 質問の個別性 | 同一質問 | 属性に応じた個別質問生成 |
| 設問設計の工数 | 数週間かかる | AIが即座に生成 |
| 会社特性の反映 | 難しい | 自動的に反映 |
| 回答形式の対話 | 一方的な質問リスト | 対話シナリオを生成 |
| 定量と定性の統合 | 選択式が多い | 選択式+自由記述をセット |
代表取締役のコメント
デフィデ株式会社の代表取締役、山本哲也氏は、「画一的な質問では真のエンゲージメント課題が見えない。入社年数や職務によって期待や感じ方は異なる。AIがこの個別性を的確に捉えることで、エンゲージメントの新しい標準を提供できると考えています。」と述べています。
会社概要
デフィデ株式会社は、戦略AIコンサルティングや生成AI基盤構築支援、AIエージェント、HR Techサービスを展開しています。特許を取得した「生成AIワークバリュー・スコア分析」は、その一環として提供されています。詳細については、公式サイトや特許情報ページをご覧ください。