次世代カラオケ体験の実現に向けて
株式会社音娯時間エンターテインメントと株式会社コシダカホールディングスが、次世代型カラオケルーム体験の提供に向けた共同研究をスタートしました。近年、エンターテインメントのあり方も多様化しており、特にカラオケは新しい楽しみ方が求められています。これに応える形で、両社は音楽と人々を繋ぐ新たなプラットフォーム「E-bo」の開発を進めています。
音娯時間エンターテインメントの成長
音娯時間は、2018年に登場した歌唱採点機能を持つカラオケアプリ「Pokekara」の運営を行っています。アプリは瞬く間に人気を集め、2024年6月時点で4,500万ダウンロードを達成しました。Pokekaraは単なるカラオケ機能にとどまらず、ユーザー同士がオンラインでつながり、歌のライブ配信を楽しむことができるコミュニティアプリとしての魅力を持っています。このような背景から、次世代のカラオケの楽しみ方を模索する必要が高まってきています。
コシダカHDのビジョン
一方、コシダカホールディングスは、カラオケの全国展開を進めつつ、「エンタメをインフラに」という中期経営ビジョンを掲げています。この施策の一環として、カラオケを中心に据えた新しいエンターテインメントの提供、さらには「Private Entertainment Room」(PER)構想に基づき、ルームでの楽しみ方を広げていく取り組みを進めています。
具体的には、全店舗において独自のコンテンツを生配信可能なライブビューイング網の構築が進行中です。SNSを意識した試みや、バーチャルキャラクターを用いたカラオケサービス「ONEREC VK」についても注目が集まっています。これらはすべて、今後のカラオケ体験を更に革新させるための戦略の一環です。
共同研究の狙い
この共同研究を通じて、音娯時間とコシダカHDは、これまでのカラオケの枠を超えた新しいエンターテインメント体験を創出することを目指しています。具体的には、「E-bo」を通じて提供するサービスやコンテンツにより、従来のカラオケルームの使い方を一新し、お客様の多様なニーズに祝福的に応えようとしています。
「E-bo」という名称には、「エンタメボックス」という意味が込められており、これまでにない体験を提供するための中核となるシステムとして期待されています。今後も、カラオケの新たな価値を創造し、音楽を通じた楽しみを広げる取り組みが展開されるでしょう。
今後の展望
「E-bo」の具体的な導入時期については詳細が決まり次第発表される予定ですが、2024年内の一部店舗での導入を目指しています。さらに、将来的には全国のカラオケまねきねこへの広がりや、海外店舗への展開も視野に入れているとのことです。
この新たな取り組みがエンタメ業界にどのような影響を与えるのか、続報にご期待ください。