経理業務を支える新たな連携、経費BANKとGMOトラスト・ログイン

クラウド型経費精算システム「経費BANK」とID管理サービス「GMOトラスト・ログイン」の連携

1. はじめに

最近、企業のバックオフィス業務はデジタル化が進み、特に経費精算業務においてもその流れが加速しています。SBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供する「経費BANK」とGMOグローバルサインが展開する「GMOトラスト・ログイン」が新たに連携を開始したことで、経費精算の効率化と安全性が大幅に向上することが期待されています。

2. 連携の詳細

「経費BANK」は、企業が経費精算を容易に行えるクラウドサービスです。これに加えて「GMOトラスト・ログイン」が提供するID管理サービスが結びつくことで、ユーザーは単一のIDとパスワードで複数のサービスにログイン可能になるSAML認証に対応することができるようになります。これにより、パスワードの使い回しや放置アカウントによる不正アクセスのリスクを削減できます。

SAML認証連携の利点

SAML連携によるシングルサインオンの実現により、ユーザーは一度の認証手続きだけで「経費BANK」にアクセスできるようになります。この仕組みは、特に経費情報には個人情報や機密情報が多く含まれるため、セキュリティ面での大きな効果を発揮します。さらに、GMOトラスト・ログインの管理機能を利用することで、退職者のアカウントを即時に無効化することができ、不正アクセスのトラブルを防ぐことができます。

3. 経費精算業務の背景

経費精算業務は企業において非常に重要なプロセスですが、近年は「電子帳簿保存法」や「インボイス制度」といった新しい法令への対応が求められています。従来の紙やExcelベースの管理方法では、改ざん防止やデータの検索性といった要件を満たすことが難しいため、クラウド型経費精算システムの導入が必要とされています。

4. クラウドによる効率化

「経費BANK」は、企業がスマートフォンやタブレットを使用して、どこからでも申請や承認を行えるようになっており、経理業務の効率化を実現しています。また、AI-OCR機能を使うことで、領収書や請求書のデータを手動で入力することなく申請が可能なため、企業の業務負担を大幅に軽減します。

5. 今後の展望

今後、SBIビジネス・ソリューションズは、経理担当者のニーズに応えるため、バックオフィス業務のDXを進めていく方針です。企業の成長には、経理業務の効率化とセキュリティの強化が不可欠であり、今回の連携はその一環として位置付けられています。

6. 結論

「経費BANK」と「GMOトラスト・ログイン」の連携により、経費精算業務のセキュリティが強化され、同時に業務効率の向上が期待されます。企業はこの新たなサービスを活用し、バックオフィス業務のデジタル化を進めることで、経費に関連するリスクを最小限に抑えていくことができるでしょう。

詳細な設定方法については、以下のリンクをご参照ください。
経費BANKのSAML認証設定方法

そして、今後も中小企業の成長を支援するための取り組みをさらに推進していく予定です。