《Sanctuary》展示決定
2025-10-28 08:51:41

未来の景観を生み出す《Sanctuary》、横浜での展示が決定

未来の庭園《Sanctuary》が横浜で登場



和歌山県岩出市に本社を置く株式会社HIRO GARDENINGは、2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」において、新しい庭のスタイルを提案する《Sanctuary(サンクチュアリー)》を出展することを発表しました。この作品は、来場者自身が「植える、育てる、収穫する」という一連の行動を通じて、生命の循環に参加する体験型の庭園です。これを通じて、庭が単なる観賞の対象から、人々にとって必須の生の空間へと生まれ変わることを目指しています。

GREEN×EXPO 2027とは



「GREEN×EXPO 2027」は、国際園芸家協会(AIPH)に認められたA1クラスの国際博覧会です。約60の国や地域からの参加が見込まれ、テーマは「Scenery of the Future ― 未来の風景」。都市と自然の共生や食と農の循環、環境再生に関する新しい考え方を世界に発信することを目指しています。会期中、1500万人以上の来場が見込まれ、国際的な環境文化イベントとしての注目を集めています。

出展作品《Sanctuary》のコンセプト



デジタル化が進展し、人々の日常生活で自然と触れ合う機会が減少しています。そんな現代にあって《Sanctuary》は、私たちの遺伝子が本能的に求める「還る場所」を庭という形で具現化します。ここでは、植物はただの鑑賞の対象ではなく、共生する存在として描かれます。庭はもはや癒しの場にとどまらず、生命を育む必要不可欠な空間として新たに位置付けられます。

主な体験要素



1. 植える ――「命を預ける」体験

来場者は、自らの手で土に触れ、種や苗を植えることによって、未来に命を託すという体験を行います。この瞬間は、庭が生命の始まりを育む「母胎」となる特別な時間です。

2. 育てる(手入れする) ――「命と対話する」時間

植物の成長を見守りながら、水やりや剪定といった手入れを通じて来場者は植物との対話を楽しみます。この過程で、心と身体のリズムを再び取り戻すことができます。

3. 収穫する ――「命を受け取る」喜び

実った野菜や果実を自らの手で収穫し、旬の恩恵を味わうことで、自然との一体感を実感します。庭は「心と体を養う生きる空間」であることを体感できるのです。

社会へのメッセージ



この庭は、未来の都市や暮らしのあり方についての問いかけでもあります。美しい風景の背後には、命の循環や食の喜び、心身の再生があります。《Sanctuary》は、庭園文化を新たな次元へと引き上げ、「人間が自然と共に生きる」という原点を再確認する試みです。「庭は、ただ見るものから、生きる力を取り戻す場所へ」との理念をもって、日本から世界へ訴える姿勢を示しています。

今後の展望



2025年には設計・施工をスタートし、2026年にはプロトタイプの公開を予定しています。2027年3月の博覧会開幕に合わせて、訪れる世界中の人々と共に「庭の新たな価値」を創造していきます。その時が訪れるのを、心待ちにしたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社HIRO GARDENING
住所
和歌山県岩出市大町160-4
電話番号
0736-67-7463

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