星野道夫「悠久の時を旅する」写真集のご紹介
日本を代表する自然写真家、星野道夫の新たな写真集「悠久の時を旅するThe Eternal Journey」が、2022年12月10日に刊行されることが発表されました。この本は、星野道夫の妻である星野直子の監修のもと、未発表を含む229点の写真と32編のエッセイを収めており、星野道夫の人生と作品に触れることができる貴重な一冊です。
星野道夫の生涯
星野道夫は、1952年に千葉県で生まれ、幼少期から北の大自然に憧れを抱いていました。大学時代にアラスカのシシュマレフ村に滞在し、そこでの経験がその後の人生を大きく変えることになります。彼はアラスカ大学で野生動物管理を学び、その後、アラスカの自然や動物、そして地域の人々との接触を通じて撮影活動を行ってきました。星野道夫は、写真やエッセイを通じて、極北の美とその生命の営みを多くの人々に伝えましたが、1996年、取材中に事故により急逝してしまいました。
彼の作品は日本国内外で高く評価され、数々の賞を受賞しています。特に「National Geographic」や「Audubon」などの著名な雑誌に作品が掲載され、多くのファンに愛されています。
新刊写真集「悠久の時を旅する」内容紹介
新たに発表される写真集「悠久の時を旅する」では、星野道夫がアラスカで過ごした24年間の軌跡が描かれています。この本は5つの章で構成され、アラスカとの出会いや、極北での生命観、地域の人々とのふれあい、自然との関わり、そして彼の最晩年に至るまでの旅が語られています。
目次を見てみる
- - プロローグ: アラスカとの出会い
- - 第1章: 極北の動物たちとの出会い
- - 第2章: アラスカに生きる人々との出会い
- - 第3章: 自然との出会い
- - 第4章: 神話との出会い
- - 第5章: 新しい旅
また、エッセイやインタビューも収録されており、星野道夫の人生と作品の背景を知ることができる貴重な内容となっています。写真集はB5サイズ、224ページのオールカラーで、定価は2400円(税別)です。
関連写真展のお知らせ
新刊発売に先立ち、星野道夫の作品を展示する写真展が、11月16日から12月5日まで東京ミッドタウンのFUJIFILM SQUAREで開催されます。この写真展では、彼の代表的な作品や未発表の写真も紹介される予定です。入場は無料で、期間中は無休で開放されます。
さらに、11月17日には妻の星野直子を迎えたトークショーも予定されていますが、こちらの参加は早期に予約が締切られています。参加者には、星野道夫の魅力を余すところなく伝える貴重な機会となるでしょう。
まとめ
星野道夫の新しい写真集「悠久の時を旅する」は、彼の自然への深い愛情と独自の視点を存分に感じさせてくれる一冊です。美しい写真と感動的なエッセイを通して、読者は彼の生きた時代と北の自然の魅力を改めて感じることでしょう。彼の作品を通じて、日本における自然の素晴らしさや、その尊さを再認識する大切な機会となるはずです。ぜひ、写真展や写真集を通じて、星野道夫の世界に触れてみてください。