事故予防に向けた新たなアプローチ
株式会社ネミエルが提供するサービス「Nemielu」が、茨城乳配において導入され、その効果が実証されました。運輸業界では、漫然運転や居眠り運転が原因で重大な事故が発生することが多く、対策が求められています。このような背景の中、ネミエルは特に睡眠の質が事故につながる要因であると捉え、同社のスリープテック事業を活用。AIによる睡眠改善アドバイスを提供し、運転手の覚醒度を向上させることを目指しました。
Nemieluの特徴と効果
Nemieluは、日中の覚醒度を測定するためのアプリケーションで、ウェアラブルデバイスを必要としません。このため、手軽に客観的な指標を取得でき、科学的根拠に基づいた行動改善が可能になります。その結果、茨城乳配では運用初年度において年間0.25件の重大事故を削減し、さらに年間500万円相当の事故損失を防ぐことに成功しました。
1. 危険運転の減少
Nemieluを導入した結果、利用者の危険運転は前年同期比で平均15.5%減少しました。特に、未利用者との比較では、サービス利用者が平均11.6%も危険運転が減少しており、運用期間中も持続的な改善が確認されました。
2. 睡眠の質向上
また、ユーザーによるアテネ不眠尺度の調査結果では、「睡眠がとれている」と感じる割合が28%増加し、「不眠症の可能性が高い」とされる割合は19%減少しました。これにより、睡眠の質が実際に改善されていることが証明されました。
経済的な効果
Nemieluの導入による事故防止効果は、労働災害研究で用いられる「ハインリッヒの法則」に基づくと、年間で0.25件の重大事故を抑制すると考えられます。仮に、1件の重大事故が2,000万円の損失をもたらすと仮定した場合、年間500万円の損失を防ぐことができる計算になります。導入コストを上回る明確な投資効果が示されたことは、企業にとって非常に有益な結果です。
担当者のコメント
茨城乳配の渡邊様は、Nemieluを導入したことでドライバーの睡眠の質が改善され、危険運転が減少したと述べています。「事故は起きてから対策するのではなく、起こさせないことが何より重要です」と語り、今後も多角的な安全対策を進めていく意欲を示しました。
会社概要
株式会社ネミエルの設立は2022年12月。東京都新宿区に本社を構え、スリープテック事業に注力しています。代表取締役は松本光浩氏で、各種企業へのサービス提供を通じて安全運転の促進を目指しています。詳しい情報や解説動画は、公式ウェブサイトでご覧いただけます: