新たな遠隔支援プラットフォーム誕生
三菱パワーと南国アールスタジオが、混合現実(Mixed Reality)を活用した独自の遠隔支援サービス「MHI Virtual Meeting Room」を共同で開発しました。この取り組みは、特に新型コロナウイルスの影響により、建設現場における遠隔支援の必要性が高まる中で始まりました。これからの働き方やビジネス環境に対応するため、多くの企業がリモートでの作業を求めているのは周知の通りです。
「MHI Virtual Meeting Room」の特長
このプラットフォームでは、複数の遠隔地をリアルタイムで接続し、音声、映像、ドキュメント、さらには3Dモデルや3Dペイントを共有することが可能です。これにより、オフィス、建設現場、自宅など、どこからでも参加して、効果的にコミュニケーションをとることができます。使用できるデバイスには、Microsoft HoloLens 2、iOSデバイス、PCが含まれています。
「MHI Virtual Meeting Room」を通じて、従来は個別に行われていた遠隔支援の取り組みを統合し、実施履歴や証跡なども一元管理できるのが大きな利点です。この仕組みは業務の生産性を向上させるだけでなく、社内及びグループ間の連携をより強化することを目指しています。
Mixed Reality技術と未来の働き方
特に注目すべきは、南国アールスタジオが展開する「WHITEROOM」を基盤とする点です。このシステムでは、ネットワークがあればどこからでもアバターを用いて会議に参加し、様々なフォーマットの資料を共有可能です。こうした技術は、遠隔会議の枠を超えて、遠隔セールスやトレーニング、さらには診療など、多数のユースケースに応じた活用も期待されています。これは、今後の新しい働き方を大きく変える可能性を秘めています。
マイクロソフトの支持
この新サービスに対して、マイクロソフト社からもエンドースメントが寄せられています。マーク・デイ氏は、「“WHITEROOM”が選ばれたことを嬉しく思っている。新しい働き方を推進するための極めて先進的なソリューションである」とコメントしています。このように、技術企業が支持することで、サービスの信頼性が高まります。
会社概要
南国アールスタジオは、2020年に設立されたスタートアップ企業で、主にMixed Reality技術を用いたコミュニケーション基盤を提供しています。東京都渋谷区に本社を構えており、最新の技術を駆使して、戦略的なビジネスソリューションを提案しています。
「MHI Virtual Meeting Room」は、技術の進化とともに変わりゆく働き方に適応し、業務を現代化するための重要な一歩となるでしょう。
詳細情報は、
WHITEROOM公式HPをご覧ください。