キャリアコンサルタントの未来を切り開く一冊、泉文堂から刊行

最近、泉文堂から新たに刊行された『キャリアコンサルタントのためのキャリアデザイン』は、キャリアコンサルタントとしての未来を考える一助となる一冊です。本書は、1級キャリアコンサルティング技能士である太原靖一郎の監修の下、キャリア心理学研究所の宮城まり子先生からも推薦を受けるなど、信頼性の高い内容が特徴です。

本書は、16名のキャリアコンサルタントに対するインタビューを通じて、それぞれのキャリアの築き方や活躍している場面を詳しく紹介しています。キャリアコンサルタントの資格を取得したものの、どのように活用すればいいか悩んでいる読者や、これから資格取得を目指している方にとって、非常に参考になる情報が満載です。

太原靖一郎は、厚生労働省が策定した「キャリア・コンサルタント養成計画」に言及し、2024年度末までにキャリアコンサルタントの数を10万人に増やすと目標を掲げている現状について触れています。人生100年時代において、自分らしい生き方を選び、自律的にキャリアを形成することがますます重要になる中、キャリアコンサルタントの役割はますます大きくなるでしょう。

しかし、この資格を持っているからといって、自動的に仕事があるわけではありません。キャリアコンサルタントとしての活動範囲は広く、どのように資格を活かすかは個々の選択にかかっています。本書は、困惑を抱えている方々に対して、彼ら自身のキャリアをどのようにデザインするかの手助けをすることを目的としています。

インタビュー形式で届けられる先輩たちの言葉や、どのようにして理想的な職域に近づくことができるかを示す「How to approach」という助言セクションは特に有益です。どの分野で資格を活用したいか、他者との差別化を図るためにはどうすればいいかを考えるきっかけとなることでしょう。

書籍の内容は章立てされており、具体的には企業内、民間就職支援機関、公的就職支援機関、大学、学校、地域NPO、フリーランス、ボランティア、兼業・副業と、多岐にわたる働き方をカバーしています。このような多様な視点からキャリアコンサルタントの道を知ることができるのは、本書の大きな魅力です。実際にどのように自身のキャリアを築いていくか、その参考になることでしょう。

また、キャリアディベロップメントパートナーズでは、実務経験を積むためのプログラムも提供しており、キャリアコンサルタントの質を向上するべく日々努力しています。社会人向けのスキルアップや新しい価値創造に向けて、一歩踏み出すきっかけとして本書を活用してみてはいかがでしょうか。資料はオンラインで購入でき、詳細は公式サイトで確認できます。

このように、『キャリアコンサルタントのためのキャリアデザイン』は、キャリアコンサルタントの未来を拓くための貴重な情報を詰め込んだ一冊です。これからのキャリアの選択肢を広げ、自分自身の人生を豊かにするための道しるべとして、ぜひ手に取ってみてください。