エヌ・シー・エヌ新提携
2025-04-15 15:50:14

エヌ・シー・エヌがタツミとの提携強化で木構造の新展開へ

エヌ・シー・エヌとタツミの新たな提携



株式会社エヌ・シー・エヌ(以下「エヌ・シー・エヌ」)は、サプライチェーンの強化を目指し、新潟県見附市に位置する株式会社タツミ(以下「タツミ」)の見附工場との提携を発表しました。この提携により、2025年4月から「SE構法」に基づく集成材の加工が開始される予定です。

新しい提携の背景と狙い



エヌ・シー・エヌは、これまでに全国12の工場と提携を結び、累計で3万棟以上の木造住宅や非住宅の提供を行ってきました。今回の新潟工場の提携により、主に新潟県内での集成材加工が行われることになります。初期計画では月間100立方メートルの加工を目指し、将来的にはその規模を300立方メートルまで拡大することを目指しています。

タツミは1978年から木造住宅用の接合金具や構造部材の製造を行っており、大手住宅資材メーカーからのOEM生産も手掛けています。そのため、最新の技術と先進の設備を備えたタツミは、資材の多様化に柔軟に対応できる力を持っています。

サプライチェーンの強化を目指して



エヌ・シー・エヌは、今回の提携により、タツミを含む13のプレカット工場ネットワークと、620社に及ぶ住宅建築ネットワークとの連携をさらに強化することを目指しています。この取り組みにより、円滑かつ迅速な業務連携が可能となり、安全かつ安心な木造建築の普及が加速するでしょう。

「SE構法」の利点



「SE構法(Safety Engineering構法)」は、従来の鉄骨やRC造のラーメン構法を木造住宅に採用した、エヌ・シー・エヌ独自の木造建築システムです。この構法では、高精度の構造用集成材や独自に開発された高強度のSE金物を使用し、圧倒的な構造強度を実現しています。また、すべての建物には構造計算が行われ、そのデータに基づいて設計が行われるため、優れた耐震性と自由度の高い空間設計が可能です。

大開口や高い吹き抜けを自由に配置できる特長から、「SE構法」はパッシブ住宅や大規模木造建築に広く採用されています。今後もこの技術が、木造住宅の新たなスタンダードになることが期待されます。

会社概要



エヌ・シー・エヌの本社所在地は東京都千代田区で、設立は1996年です。資本金は約3億9,109万円で、従業員数は102名。木造耐震設計や大規模木造建築の分野で活躍しており、無印良品の住宅ブランド「MUJI HOUSE」とも連携しています。

タツミの本社は新潟県見附市にあり、1978年に設立されました。木造住宅用接合金具や構造部材の製造を行い、280名の従業員が企業の成長に貢献しています。両社の提携は、地域に根ざした事業展開とともに、日本の木造住宅市場に更なる影響を与えることが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社エヌ・シー・エヌ
住所
東京都千代田区永田町2-13-5赤坂エイトワンビル7階
電話番号
03-6897-6311

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