高知の財布が話題！デザイナーが生んだ新たな雑貨ブランド

高知の地域活性化を目指す雑貨ブランド「高知」が、最近じわじわと人気を集めています。このブランドが特に知られているのは「高知の財布」という商品で、独自のアートデザインが特徴です。今回、同ブランドを展開する株式会社ブランド高知は、高知大丸で特別販売イベントを開催することが決まりました。このイベントは、2019年8月7日から8月13日までの一週間、まさによさこい祭りの盛り上がりを背景に行われます。

ブランド高知の誕生と成長

「高知」のブランドは、デザイナー中島匠一氏が2018年に立ち上げたもので、彼自身の芸術的なバックグラウンドが大きく影響しています。中島氏は高校時代に不登校を経験し、その後フリースクールを経て大阪芸術大学を卒業しました。彼は故郷である高知県に戻った際、地域の過疎化が進む現実に直面し、高知を活気づけるための新たな挑戦を始めました。

「高知」という文字をアラビア書道と日本の文字を組み合わせたデザインの「高知の財布」は、最初はあまり認知されていませんでしたが、徐々に地元の百貨店高知大丸で取り扱ってもらえるように。特に昨年、よさこい祭りに合わせての取り扱いが決まった際、人気お笑いコンビ「ノンスタイル」の石田明さんがSNSでこの財布を紹介したことで、一気に注目が集まりました。このツイートは瞬く間に拡散し、全国へと知名度が広がりました。これにより、同ブランドは一躍有名に。

2つの特別販売イベントの詳細

今年も高知大丸は、よさこい祭りの期間に合わせてブランド高知の雑貨を販売します。昨年のイベントでは2種類の製品しか出なかったのですが、今年はなんと25種類を用意。この期間中、オリジナルステッカーが先着20名にプレゼントされる企画も展開されます。このステッカーは、イベントアイテムを購入した方や、すでにブランドの商品を持っている方にも配布されるとのこと。これは、感謝の気持ちを込めて行われるとのことで、実際に中島社長も店頭に立って、訪れる人々に高知の魅力を伝える取り組みを行います。