東京の渋谷区に位置するGalerie GEEK/ARTでは、2024年9月13日(金)から27日(金)まで、ターニ・セティによる展示「未来の記憶:すべての生命の平等を謳うフューチャリズム」が行われます。この展覧会は、株式会社ギークピクチュアズが手掛ける「ID-Identity-今、私たちの役割を再考する」シリーズの第三弾です。
Galerie GEEK/ARTは、異なる文化や価値観を持つ日本とインドを拠点とするアートの発信地であり、両国のアーティストによって、アイデンティティの探求を促進しています。このシリーズでは、個々の役割を再考し、アートを通じて有と無、個と個をつなげることを目指しています。
ターニ・セティは、新しい身体意識やセクシュアリティを探求し、自然との新しい関係を模索しているアーティストです。彼女の作品は、単に美しいだけではなく、観る者に深い思索を促します。アジア的哲学に基づき、生命の平等性を訴える彼女のアートは、時に政治や社会問題への鋭い視点を提供します。
特に、本展示では彼女の作品が、人間中心主義を脱却し、自然との共生の重要性を再認識させるような内容となっています。全ての生命が平等であるというテーマを通じて、見る人に考える余地を与えるでしょう。
展覧会は無料で入場できますが、火曜日は定休となり、時間は午後2時から6時までです。会場は、東京都渋谷区神宮前6-23-6 1FのGalerie GEEK/ARTです。アートを通じて日本とインドの文化がどのように交錯するのか、その一端をぜひ会場で感じ取ってください。
ターニ・セティは、ニュー・デリーを拠点に理論的かつ実践的なアプローチを用いて、自身の身体の自由や性的解放をテーマにした作品を制作しています。彼女の関心は、民話や神話からインスピレーションを得た多彩な表現方法にまで及びます。特に、インドの明るく、多様性に満ちた美術史、カリガート絵画やミニアチュール絵画の伝統を後ろ盾に、彼女は新しい美的価値を見出そうとしています。
GEEK/ARTは「UNEXPECTED/UNDIVIDED」という理念のもと、異なる文化を尊重し、それぞれのアイデンティティを結びつけていくことを目指しています。アートの実践を通じ、多様性や理解を深めることで、私たちがどのように未来を共に創造していけるのか、常に問いかけるスペースを提供しています。
詳しい情報や今後の展示スケジュールについては、GEEK/ART公式サイトやInstagramをご覧ください。この機会をお見逃しなく!