「EXIT・兼近大樹が語る冷笑文化と子育てへの視点」
ある国会の場面で議員が英語の「NATO(北大西洋条約機構)」を「ネイトー」と発音したところ、周囲の笑いが起こった。この出来事を受け、EXITの兼近大樹さんが出演する『ABEMA Prime』で冷笑文化についての見解を述べた。2104年10月17日放送の中で、彼はこの笑いには日本特有の文化が反映されていると指摘。
「やはり日本には他人の挑戦を冷やかすような風潮がある」と兼近さんは言う。彼には「冷笑文化」という言葉が響く。これは、多くの人々が他者の挑戦を笑いものにし、挑戦しない者が賞賛されるという社会の雰囲気を表す。笑われることで「これは良くないのでは?」と感じることが増え、結果として笑いの自由が失われているというのが彼の主張だ。
さらに、「誰もが他人に笑われても気にしないメンタリティを育てることが重要」と語り、子どもの頃からそのような精神を育むことが、挑戦しやすい環境を作る鍵だと考えている。特にお笑いの現場では、お客さんに笑ってもらうことが求められるため、悲しませないように笑いのタイミングを考えなければならないと語った。
「なぜ笑われるのか?」という疑問について、彼は議員が「ネイトー」と発音した後に「ナトー」と言い直した点に注目する。発音のズレが笑いを生む要因ではあるが、実際には間違った発音で笑いが起きたのではなく、「ネイトー」がネイティブ発音であると理解している人たちに対して返された笑いだったのではないかと推測した。彼の相方、りんたろー。さんも同意し、この現象はボケからツッコミまでの秒数を重視する漫才師としての視点を持ちながら分析する。
この話題と併せて、『ABEMA Prime』では、子どもを肩車してテーマパークのショーを観ることに関する議論も展開された。ある視聴者は「後ろの人に迷惑だから肩車は良くない」と苦言を呈したが、兼近さんは子どもを最優先することが重要だと強調。「子どもが見えないとなったら、泣き出してしまう。その時、親がどう感じるかを考えたら、肩車を許すべきでは?」と主張した。
彼自身、子どもの頃に周りの人から様々な配慮を受けて育ってきたことを思い返し、その経験が親の立場としての見解に影響していると述べた。また、りんたろー。さんは「肩車は楽だし、親としての思いもある」という見解も示し、実際の子育てを考える上での視点を提供した。
このように、EXITの2人は時に笑い、時に真剣に、現代の子育てと社会の冷笑文化についての意見を述べている。『ABEMA Prime』は毎週月曜日から金曜日の夜に生放送されており、彼らの考えに触れる良い機会である。
番組は「みんなでしゃべるとニュースはおもしろい」というキャッチコピーのもと、多様な視点からの議論を提供。出演者もバラエティに富んでいるため、様々な角度からの意見を楽しむことができる。これからの放送を見逃さないためにも、ぜひチェックしてほしい。
現在、ABEMAでは、この放送の見逃し配信が行われている。詳しくは番組の公式ウェブサイトを確認しよう。
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