GeNiEとナッジ、業務連携で次世代金融サービスを強化

GeNiEとナッジ、次世代型クレジットカードで業務提携

最近、GeNiE株式会社とナッジ株式会社が次世代型クレジットカード「Nudge」に関する事業連携に向けた基本合意を結び、これにより両社の金融事業をさらなる高みへと引き上げる計画が発表されました。今回はこの注目の合意について詳しく見ていきます。

GeNiE株式会社の概要

GeNiE株式会社は2022年4月に設立され、アコム株式会社の子会社として、消費者金融事業のリーディングカンパニーを目指しています。その主な活動は、レンダー企業向けのローンやクレジットカード関連の業務支援サービスを提供することです。エンドユーザーにシームレスな金融サービスを提供するため、2024年度にはレンディング領域への参入を計画しています。

ナッジ株式会社の活動

一方でナッジ株式会社は、スマートフォンを基盤としたユーザーインターフェース（UI）によって、キャッシュレス社会における便利で安全な取引を実現する次世代型クレジットカード「Nudge」を提供しています。このカードは、ユーザーが好きなアーティストやスポーツチームをサポートし、社会貢献を行うことが可能な「クラブ」機能を備えています。ナッジ社は、ただ単にクレジットカードを提供するだけでなく、金融サービスのさらなる多様化を目指しています。

パートナーシップの意義

GeNiEとナッジは、基本合意と同時に業務支援契約を締結しました。この提携は、ナッジが中長期的な顧客層の拡大を図るほか、フィナンシャル・インクルージョンを達成するために、与信モデルの高度化や新たなオペレーション体制の構築を目指すものです。

ナッジ社の代表、沖田貴史氏は、急速に進展するキャッシュレスシーンの中で、若年層のクレジットカード利用の遅れを解消することが重要であるとの見解を示しています。また、GeNiEの社長、齊藤雄一郎氏も、両社が掲げるビジョンの共通性に触れ、この連携を通じて新たな金融体験を生み出すことへの期待を語りました。

Nudgeカードの特長

Nudgeカードは、使いやすさを重視したデザインが特徴です。18歳以上であれば、本人確認書類を持つ高校生でも申し込みが可能で、年会費は無料です。申し込みはスマートフォンアプリを通じて行え、最短3分で完了します。利用可能枠は最大10万円に設定されており、若年層に人気があります。

このカードの特長には、アプリ起動時に生体認証が必要であり、不正利用を防ぐ機能が備わっているため、初めてクレジットカードを利用するユーザーにとっても安心です。さらに、好みの「クラブ」を選べる機能により、日常の買い物がそのクラブの支援につながります。

また、クラブの変更やオリジナルデザインのカード発行が可能で、ユーザーはカード番号を変更することなくこれらのサービスを享受できます。そして、NudgeカードのスマホアプリにはNFTウォレットが内蔵されており、ユーザーは簡単にNFTの受け取りや転送を行えます。