新たな明かりの体験
2025-06-13 13:28:42

デンマーク・コペンハーゲンで新明かりを発表、Triple Bottom Lineの挑戦

デザインの最前線、デンマーク・コペンハーゲンにて、照明デザインスタジオTriple Bottom Lineが2025年の「3daysofdesign」で新作を発表します。その名も吊り下げ照明「FOUSKA」と卓上照明「SKIA」です。これらの照明は再生素材を使用しており、環境への配慮を意識したプロダクトデザインが大きな特徴です。

「3daysofdesign」は、6月に毎年開催されるインテリアデザインの祭典で、国内外の多くのブランドやデザイナーが参加し、年々規模を拡大しています。今年のテーマは「KEEP IT REAL」で、各地域の独自性を生かしたインスタレーションが展開されます。

Triple Bottom Lineは、コペンハーゲンのローゼンゴート地区での展示を通じて、工業生産における新たな価値を提案します。ここでは、過去のミラノデザインウィークで好評を得た照明「VISCUM」の進化版として「SKIA」も展示されます。

FOUSKAの魅力


「FOUSKA」は、工業的なデザインプロセスにおいて見落とされがちな手仕事ならではの揺らぎを取り入れ、そこから新たな価値創造を目指しています。無数のラインが形を織りなし、一見すると精密な工業生産の象徴のようでありながらも、意図的にその中に手仕事の不規則性を組み込んでいます。このプロダクトは、微細な差異を通じてデザインの新たな表現を生み出し、空間に深いコミュニケーションを提供します。

FOUSKAは、70%のリサイクルPET樹脂を用いた製品で、これは環境への配慮と性能の両立を実現していることを示しています。このような素材選びは、単なる付加価値としてではなく、デザインの中心に持続可能性を据えています。FOUSKAが発する光は、その独自の素材から生まれる温かみを伴い、工業デザインの枠を超えた新しい芸術性を感じさせるものです。

SKIAの革新


「SKIA」は、先に発表した「VISCUM」の設計を再考し、さらに進化させた卓上照明です。こちらの製品は、建築現場から出る廃材を素材として使用した再生モルタルを採用しています。この選択は、持続可能性の問いに対する深い思索の結晶であり、廃棄される運命にあった素材が新たな役割を担えることの意義を示しています。

この設計は、フロアライトとしても利用可能にするための構造的革新が施されています。支柱の直径を拡大することで、冷却性能が向上し、光源の寿命を延ばすことに成功しました。SKIAは、プロダクトのライフサイクル全体を考慮したデザインアプローチの象徴でもあり、持続可能な未来に向けた新たな価値を市場に提案する製品です。

Triple Bottom Lineの挑戦


Triple Bottom Lineは、これまでも多くのデザインプロジェクトに取り組んできました。彼らが手掛けてきたプロダクトには、自然をテーマにした作品や、国際的なデザイン展での受賞作品も含まれています。その代表である柳澤郷司氏は、コンピュテーショナルデザインを駆使し、光と影を通じて物語を形作ることに情熱を注いでいます。

Triple Bottom Lineによる新たな照明製品の発表は、単なるインテリアの装飾にとどまらず、持続可能な未来を見据えるデザインの可能性を広げる重要な一歩となるでしょう。


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会社情報

会社名
合同会社 Triple Bottom Line
住所
東京都杉並区高井戸西2-9-4Ark House TD 201
電話番号

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