ゆらり庵の魅力
2024-10-22 11:03:52

感覚過敏の子どもたちを支える京都市の新たな居場所「ゆらり庵」

京都市の「ゆらり庵」が感覚過敏の子どもたちを支える取り組み



特定非営利活動法人Reframeが運営するフリースクール「おだやかにわたしらしくいられる場所ゆらり庵」は、京都市中京区の中心に位置し、感覚過敏や発達障害を持つ子どもたちに安心できる居場所を提供しています。最近、この空間がリニューアルされ、より一層快適で独自のニーズに応じた環境が整備されました。

環境整備の珍しい取り組み



日本全体を見渡しても、感覚過敏の子どもたちに特化したフリースクールは珍しく、ゆらり庵はこの特性を最優先に考えた設計が施されています。具体的には、話し声の音量は60デシベル以下に抑え、電子機器の音はイヤホンでブロックしています。また、視覚的刺激を軽減するため、掲示物を極力減らしたり、リラックスルームを設けたりしています。これにより、学びや活動に集中しやすい環境を実現しています。

少人数制のメリット



定員8名の少人数制を採用することで、子どもたち一人一人に目が行き届き、過密によるストレスを回避しています。大部屋と小部屋の配置も工夫されており、疲れたときは静かに一人で過ごすスペースが確保されています。これにより、安心して活動することができます。

フレキシブルな運営形態



2024年8月のリニューアルでは、「カリキュラム制」が撤廃され、子どもたちが自発的に学びたいことを選ぶことができるようになりました。これにより、自分のペースで過ごしながらも、音楽制作や動画編集、プログラミングなど幅広いクリエイティブ活動に挑戦できる環境が整っています。

ボードゲームを通じた学び



また、ゆらり庵では、他のフリースクールでは珍しい、システム重視のボードゲームを取り入れた活動を行っています。このアプローチは競技性や論理的思考を培うにも役立っています。「ボードゲーム部」の活動を通じて、子どもたちは楽しい時間を過ごすだけでなく、人とのコミュニケーション能力も高めています。

食べ物への配慮



食に関しても、子どもたちが安心して食事を楽しめるよう個々のニーズに応じた柔軟な対応をしています。自分で持ち込むことができ、自主的に調理も行える環境が整っており、アレルギーがない子どもでもストレスなく食事を楽しむことができます。

感覚過敏とは?



感覚過敏は、視覚や聴覚などの感覚が過剰に敏感になる症状で、発達障害を持つ人に多く見られます。HSC(Highly Sensitive Child)やHSP(Highly Sensitive Person)は、この生まれ持った敏感さから来る特性を指します。これらの知識を周知し、地域社会全体で子どもたちを支援していくことが求められています。

地域との連携と今後の展望



ゆらり庵は、校外での学びの場を提供するだけでなく、地域における意識啓発活動も視野に入れています。今後、地域メディアや支援団体と連携し、感覚過敏や不登校についての理解を深めていくことに取り組む予定です。

見学と体験の機会



興味がある方は、見学や体験も可能で、社会とのつながりを広げる手助けを行うために、公式LINEやメールでのお問い合わせが受け付けられています。

  • ---

施設概要


  • - 名称: おだやかにわたしらしくいられる場所ゆらり庵
  • - 住所: 〒604-8485 京都府京都市中京区西ノ京平町26番地
  • - アクセス: JR嵯峨野線円町駅より徒歩5分
  • - 営業時間: 10:00~18:00
  • - 定休日: 土日祝日
  • - 定員: 1日8人まで
  • - ホームページ: ゆらり庵
  • - Instagram: @yurarian.reframe
  • - 公式LINE: 公式LINE
  • - メール: [email protected]

0087


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
特定非営利活動法人Reframe
住所
京都府京都市中京区西ノ京平町28
電話番号
070-8533-5941

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。