浜松のデリバリー革命
2020-05-22 10:55:10
浜松市の飲食店を支援するデリバリープラットフォームFoodelixがスタート
浜松市の飲食店を支援する新たなデリバリーシステム「Foodelix」
浜松市では、コロナウィルスの影響を受けた飲食店を支援するために新しいデリバリープラットフォーム『Foodelix』が誕生しました。『Foodelix』は株式会社こころが開発したシステムで、飲食店と配送業者を結びつけ、手軽にデリバリーサービスを利用できる仕組みです。
Foodelixの特徴
『Foodelix』を利用することで、ユーザーはインターネット上から簡単に複数の店舗のメニューを選択できます。すべての注文情報は一元管理され、各店舗に伝達されるため、スムーズに調理が進められます。また、配送担当者はタクシーや他の配送事業者から自動でマッチングされ、店舗で商品を受け取った後、お客様の元まで届けることができます。
この一連の流れを実現するため、タクシー業界や給食業界、さらには新聞販売業者など、複数の物流事業者との連携が重要です。これにより、飲食店と様々な業界の物流が一つのネットワークとして機能します。
開発体制と今後の展望
『Foodelix』の開発には、株式会社こころを中心に、株式会社日本シャルフ、株式会社サンロフトの3社が協力しています。この浜松と静岡地域の連携により、地域内のITシステムが強化されることに期待が寄せられています。
今後、プロトタイプによる実証実験が開始され、段階的に店舗や配送事業者の数が増加する予定です。また、市役所と協力し、既存のテイクアウトやデリバリー紹介サイトとの連携を図ることで、更に飲食店がデリバリーを開始しやすい環境を整えていく計画も進行中です。
地域への貢献と将来のビジョン
『Foodelix』は単に飲食店を支援するだけではなく、今後は過疎地に住む高齢者や買い物難民へのサービス提供を視野に入れた打ち手を展開することを目指しています。食材小売業との提携や、フードデリバリー向けの原付きバイクの共同開発も検討されています。
さらに、ドローン配送や自動運転車の導入などを通じて、次世代のデリバリーモデルも模索しています。このようにして浜松は「地方都市の持続型モデル」として、他の地域にもその成功事例を展開していく予定です。
連携事業者
Foodelixの実現に向けて、可美給食株式会社や株式会社エムスクエア・ラボ、そして地元のタクシー企業が一緒に取り組んでおり、浜松市の飲食店に新たな支援の仕組みを提供するための準備が進められています。現在のデリバリーシステムの強化は、地域の活性化にも大きく寄与することでしょう。
この新たなプラットフォームが浜松市の飲食店をどのように救っていくのか、今後の展開が待たれます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社こころ
- 住所
- 静岡県浜松市中区田町329-12
- 電話番号
-
053-453-2655