品川リフラクトリーズがグローバル展開を加速
株式会社品川リフラクトリーズ(本社:東京都千代田区)が、ブラジルのエンジニアリング施工企業であるReframax Engenharia Ltda.の株式取得を通じて、グローバル展開を加速させることが決まりました。この取得は、同社が新設するブラジルの子会社を通じて行われ、発行済株式の60%を取得するという内容です。
この株式取得に関する合意は、創業家である個人株主3名との間で締結されたもので、2025年5月30日に正式に株式取得が完了したとの発表がありました。これは、品川リフラクトリーズが進める国際的な事業戦略の一環であり、新興市場への進出を強化する重要なステップとなります。
株式取得の目的
品川リフラクトリーズは、今後の成長戦略として、国内市場だけではなく、海外市場にも目を向けていることが背景にあります。特に、南米市場は今後の成長が期待される地域であり、ブラジルのエンジニアリング市場は需要が拡大しています。このような環境下で、現地のエンジニアリング企業との連携を深めることで、さらなる競争力を高めていく狙いがあります。
品川リフラクトリーズの会社概要
同社は1875年(明治8年)の創業以来、日本の耐火物業界をリードし続けている総合耐火物メーカーです。お客様のニーズやオペレーションに基づき、製品の開発から施工、アフターサービスに至るまで、一貫したソリューションを提供しています。現在は、耐火物の製造販売のみならず、工業窯炉の設計施工やファインセラミックスの製造販売にも従事しています。
本社は東京都千代田区丸の内にあり、資本金は33億円です。会社の詳細情報は、
公式サイトで確認できます。
ブラジル市場の可能性
ブラジルは南米最大の経済規模を誇る国であり、インフラやエネルギー分野での成長が見込まれています。これにより、エンジニアリング企業にとってはビジネスチャンスが広がる余地が多く、品川リフラクトリーズにとっても魅力的な市場となっています。
この株式取得により、現地の知見や技術力を活かしつつ、品川リフラクトリーズ自体の国際的な競争力の向上を図ることができるでしょう。さらに、地域経済への貢献も期待されます。
結論
品川リフラクトリーズのブラジル企業への株式取得は、同社の国際展開に向けた重要な一歩となります。今後も新たな市場開拓や技術提携を進めることで、持続可能な成長を目指していくことでしょう。今後の展開に目が離せません。