ワオ高校のユニークな取り組み
岡山県岡山市に本校を置くワオ未来学園ワオ高等学校は、全国の生徒と繋がりを持つことができる通信制高校です。当校では、教養探究を通じて、生徒たちが哲学、科学、経済を学ぶ場を提供しています。特に、「哲学」を必修科目として設け、生徒全員が思考を深め、考える力を養っています。
今秋、ワオ高校は「哲学カフェ」を新たに発表しました。このイベントでは様々なテーマに基づき、教師と生徒が一緒に自由に意見を交換する機会が設けられています。今年のテーマは「偶然」です。このテーマに沿って、2025年9月から12月にかけて10回のセッションを予定しています。
哲学カフェ「偶然」の詳細
「偶然」をテーマにした哲学カフェでは、以下のセッションが開催されます:
1. 9/19(金)遭遇:「思いがけないことはなぜ起こる?」〜ベルクソンとの対話
2. 9/26(金)奇跡:「“ラッキー!”って何?」〜ニーチェとの対話
3. 10/3(金)発見:「あきらめてしまえば終わり?」〜フッサールとの対話
4. 10/10(金)可能:「スマホの機能はなぜわかる?」〜W.ジェイムズとの対話
5. 10/24(金)合否:「“まぐれ”とされていいものか?」〜サルトルとの対話
6. 10/31(金)事故:「不幸は突然やってくる?」〜ヘーゲルとの対話
7. 11/7(金)当選:「宝くじは買ってはいけない?」〜ルソーとの対話
8. 11/21(金)必然:「それが成り立つというのなら…」〜ロックとの対話
9. 11/28(金)運命:「何かが決まっているなんて…」〜アランとの対話
10. 12/5(金)平和:「みんなが求めているのに…」〜カントとの対話
各セッションは金曜日の18:30から19:30にオンラインで実施され、参加者は耳だけでも参加可能です。気軽に意見を交わしたり、他の参加者から学んだりすることができます。
知識の深まりと新たな気づき
哲学カフェでは、ただ聞くだけでも新たな視点が得られます。参加者同士の議論を通じて、「そうだったのか!」といった気づきを得ることで、自分の考えや意見に磨きをかけることができるのです。ワオ高校の教諭、福盛直樹氏は、シリーズのスタートに際し、「より深い思索の場」を目指していると述べています。
アリストテレスの「偶然論」を引き合いに出し、偶然のパターンを3つに分類することの難しさを語る福盛氏。偶然の出会いや出来事は誰にでもあり得るとし、今季の哲学カフェを通じてその深層を探ることに意義があると強調しています。
ワオ高校の教育理念
ワオ高校では、「考える力」を養うことが重要視されています。絶対的な正解がない時代だからこそ、柔軟な思考と豊かな教養が求められます。哲学を通じて学生たちは、人間の営みや社会問題を新たな視点で捉え、未来を切り拓く力を培うことができるのです。
さらに、ワオ高校ではオンラインとリアルの双方を融合させた学びを提供しており、全国どこからでも参加できるバーチャルキャンパスを通じて、仲間とのつながりを深めています。個別指導コースを通しては、専門的な学習サポートが受けられ、個々のニーズに応じてサポートを展開しています。
参加方法とお問い合わせ
ワオ高校の哲学カフェに参加を希望される方は、公式ウェブサイトにアクセスし、詳細を確認してください。新たな学びの場で「ワオ!」な気づきを得るチャンスです。あなたもぜひご参加いただき、一緒に「偶然」というテーマについて考えましょう!
公式ウェブサイト:
ワオ高校の哲学カフェ