デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)が、ドイツのサッカークラブ1. FCケルンの2025/26シーズンの特別な3rdユニフォームを発表しました。このユニフォームは、1. FCケルンの設立77周年と、ケルンの象徴であるケルン大聖堂の基礎石設置777周年を祝うためにデザインされました。ユニフォームのデザインには、大聖堂の美しい要素がオマージュとして組み込まれています。
ケルン大聖堂は、その壮大な建築美で知られ、1248年に始まった建設が数世代にわたって続き、1880年に完成しました。高さ157メートルのこの大聖堂は、ケルン市の絆と歴史的な意義を象徴する存在です。大聖堂の完成は、地元の人々にとって誇りであり、長い歴史を支えるシンボルとなっています。
1. FCケルンのCEO、フィリップ・リーゼンフェルト氏は、「大聖堂は私たちの故郷の象徴であり、私たちの絆と伝統を示しています。大聖堂と共にこの特別なユニフォームを着ることは、大変な光栄であり、私たちの誇りです」と述べています。大聖堂の愛とFCへの愛は、人々を結びつけ、希望をもたらすものだと語り、その深い絆を祝うエキュメニカル礼拝も行われる予定です。
今回の新しいユニフォームは、ケルン大聖堂の特徴を取り入れたデザインで、ブラックを基調にした精緻なエンボス加工が施されています。壁の柱やゴシック様式の窓の形状、さらには愛称「デッケ・ピッター」として知られる大聖堂最大の鐘を描くことで、ケルンの文化と伝統を感じさせます。そのエンブレムとhummelロゴはゴールドで仕立てられ、首元には大聖堂のシルエットと重要な日付が刻まれています。
また、この新ユニフォームの販売から得た収益は、ケルン大聖堂の保存活動を支援するために使用されます。1. FCケルンはパートナー企業のREWEやDEVKと共に、この保存活動に77,777ユーロを寄付することを決定しました。これにより、ケルン大聖堂の美しさとその歴史的意義を次の世代に引き継ぐための取り組みが一層強化されます。
1. FCケルンは、1948年に設立されたサッカークラブで、ブンデスリーガの初代王者としても知られています。サポーターの熱意に支えられ、クラブは独自の運営方針で知られ、スローガン「SPÜRBAR ANDERS」(明らかに特別)を掲げています。日本でも著名なこのクラブは、ファンとの絆を深めながら、新たな歴史を築き上げています。スポーツを通じたコミュニティの結びつきと、文化的存在感を持つ1. FCケルン。この特別なユニフォームは、ますます多くの人々に愛され、続くであろうケルンの歴史と結びつきを感じさせてくれることでしょう。