Foraとコーナーが高校の探究学習支援で協力開始

教育現場の新たな支援体制の構築

一般社団法人Fora（東京都中央区、代表理事：藤村琢己）と株式会社コーナー（東京都渋谷区、代表取締役：門馬貴裕）が、高校の探究学習支援を強化するため、協業を開始する運びとなりました。この取り組みは、教育現場の課題解決と生徒の学びの質を向上させることを目的としています。

協業の背景

探究学習の重要性

探究学習は、2022年度から高等学校の必修科目として導入され、多くの学校で外部サービスの活用が増加しています。Foraは2018年からこの分野に取り組み、80校以上への導入実績を誇ります。

Foraは、生徒の個別の興味や課題意識に応じた深い探究を促進し、持続可能な教育環境を整えるためのカリキュラム開発にも取り組んでいます。例えば、専門人材の派遣や教材の提供を行い、その結果、生徒一人ひとりの学習意欲を高めることを目指しています。

人事専門家の知見を活かした支援

一方、株式会社コーナーは多様な専門性を持つ人事プロフェッショナルを企業に繋ぎ、業界ごとの課題に応じた多角的な支援を提供しています。探究学習のプロセスに人事の知見を加えることで、教員の負担を軽減し、生徒の指導の質を向上させることが期待されています。

この協業によって、Foraの探究学習支援とコーナーの人事プロフェッショナルのスキルを融合し、教員に寄り添う形でカリキュラム設計を支援することが目指されています。特に、教員が生徒の関心を引き出すためのサポートや、思考を深めるためのプロセスの整理は、この協業によって実現される重要な要素です。

未来への期待

今後、Foraとコーナーは、協業の一環として、2025年度のコンサルタントをメンターとして迎え、持続的な探究学習支援の枠組みを構築する予定です。また、2024年4月1日には「学校伴走コンサルタント」の募集を開始し、教員への伴走支援を7月頃から実施する見込みです。

このような取り組みにより、教育現場に新たな風を吹き込み、生徒たちの学びの質をさらに高めることが期待されています。