大阪・関西万博で難病の子どもたちを応援する新プロジェクトの始動

大阪・関西万博で難病の子ども支援プロジェクト始動

近畿日本ツーリスト株式会社が、一般財団法人健やか親子支援協会と連携し、「大阪・関西万博難病こども支援万博おでかけプロジェクト」を新たに立ち上げることを発表しました。このプロジェクトは、2025年に開催される大阪・関西万博のテーマ、「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づき、難病を抱える子どもたちとその家族の生活の質を向上させることを目的としています。

プロジェクトの目的と内容

本プロジェクトは、難病のお子様およびそのご家族が医療的配慮を受けながら地域社会に参加しやすい環境を整えるものです。ここでは、家族の支援や地域社会との連携を強化することにより、子どもたちが安心して外出できる環境を作り出すことが目指されています。

今後予定されている企画には、ウルトラマン基金の協力を得て、旅行中に「ウルトラマン」から元気と勇気をもらえる特別な体験を提供するものが含まれており、難病のお子様だけでなくその兄弟姉妹や家族にとっても思い出に残る時間を過ごすことができるでしょう。

また、株式会社オリィ研究所が開発した分身ロボット「OriHime」、これを活用することにより、難病のお子様が急な体調の変化があった際にも安全に旅行ができるように配慮がなされています。このロボットを通じて、外に出られない状況にある難病の子どもたちも家族旅行を疑似体験できる機会が得られるのです。

第1弾の実施内容

「万博おでかけプロジェクト」の第一弾として、一般社団法人生命保険協会の協賛により、難病のお子様とそのご家族を1泊2日で大阪・関西万博に招待します。実施日程は2025年5月29日（木）から30日（金）および30日（金）から31日（土）までの2回を予定。合計で3家族、14名が参加することが見込まれています。

この取り組みは、主催となる一般財団法人健やか親子支援協会により運営され、近畿日本ツーリストが共催としてサポートします。また、厚生労働省やこども家庭庁、2025年日本国際博覧会協会なども後援として関与します。