浜松市と医療テックベンチャーの連携
浜松市が進める新たな健康支援プロジェクトは、株式会社ココロミルと手を結び、不整脈の早期発見を目指す「Smart Heart Link プロジェクト」です。このプロジェクトは、突然死や寝たきり、介護の問題に立ち向かい、地域医療の確立に貢献することを課題としています。
不整脈のリスク
心疾患の中でも不整脈は、健康診断の短時間検査では見落とされがちな病気です。発症した際には突然死や長期的な介護が必要になることもあります。浜松市では、循環器疾患による死亡率が全国平均を上回っており、高血圧などのリスク層が多く存在しています。これに伴う医療・介護費用の増加という社会問題も抱えており、地域全体での解決が急務です。
プロジェクトの概要
「Smart Heart Link プロジェクト」では、ココロミルが提供する「ホーム心臓ドックpro」を用いて、自宅で行う長時間心電図検査を実施します。不整脈を見逃さず、早期発見から地域の医療機関との連携を図るこの新しい形は、医療と介護のコスト削減にも繋がります。
実施内容
プロジェクトは段階的に進みます。まずは市内の基幹病院と連携し、啓発イベントやセミナーを開催。参加者には優先的に「ホーム心臓ドックpro」を提供し、その後は受診を案内するオンラインクリニックを設けることで、スムーズな医療機関への連携を行います。さらに、利用者の行動変容をモニタリングし、実証の効果を測定します。
なぜ「ホーム心臓ドック」が必要なのか
心臓疾患は自覚症状が少なく、健康診断だけではリスクを見逃す可能性があります。長時間のデータ取得により、これまで発見されなかったリスクも明らかにします。自宅で気軽に行える心電図検査は、忙しい現代人に必要なインフラとなるでしょう。また、万が一異常が見つかった際には医療機関との連携も迅速に行われます。
今後のスケジュール
このプロジェクトの活動は2026年まで続きます。特に衛生教育の充実を図りつつ、実証プログラムを進めて行く予定です。最終報告に向けて、地域医療機関への受診の案内を行うことも大きな目標です。
医療の進化が求められる現代、日本中の自治体がこのような先進的なプロジェクトに賛同し、共に健康で長生きする社会を実現することを期待しています。