大館市に新たなデイサービス「きたえるーむ」オープン
秋田県大館市に、新しいデイサービス「きたえるーむ」が2023年4月にオープンしました。この施設は、運動に特化した短時間型のデイサービスを提供しており、高齢者の自立した生活を支援することを目的としています。今回は、その詳細や地域における役割についてご紹介します。
高齢化が進む大館市の現状
最近発表された総務省のデータによれば、大館市の65歳以上の人口は27,000人を超え、町全体の40%を占めることがわかりました。これは全国平均の29.1%を上回る数字であり、地域がどれほど高齢化しているかを示しています。このような背景の中で、「きたえるーむ」は地域のニーズに応える形で新たに出店されました。
機能訓練型デイサービスとは
「きたえるーむ」は、一般型や認知症対応型などいくつかのパターンに分けられるデイサービスの中でも、特に機能訓練に特化しているのが特徴です。食事や入浴のサービスは行わず、約3時間の短時間で運動を中心にプログラムを提供します。このアプローチにより、利用者の身体的負担を軽減しながら、効果的な訓練を行うことが可能です。
具体的な内容としては、歩行訓練や筋力トレーニング等があり、これにより日常生活での動きやすさを向上させることを目指しています。また、2012年の創業から全国に130店舗を展開している「きたえるーむ」は、今後も新たな拠点を増やしていく予定です。
地域の未来を見据えた取り組み
「きたえるーむ」は、大館市の住民に向けたオーダーメイドの通所計画を採用しており、個々のニーズや症状に応じた訓練を提供しています。地元企業である大館ヤクルト販売株式会社が運営しており、地域に根ざしたサービスを展開しています。2024年には新たに複数の店舗を開店する予定であり、高齢化が進む秋田県において、選ばれる事業所を目指しています。
利便性の高いサービス提供
「きたえるーむ大館東台」は、平日の8:30から17:30まで営業しており、地域内での送迎サービスも実施しています。送迎エリアは、東台や有浦、御成町、水門町など広範囲にわたり、交通手段が限られる高齢者にとって非常に便利なサービスです。詳細は公式サイトで確認できますが、利用者一人ひとりの生活の質を向上させるために、しっかりとしたサポートを行っています。
まとめ
大館市に新しく誕生した「きたえるーむ」は、地域の高齢者が自立した生活をしやすくするための重要な役割を果たしています。今後のさらなる拡大に期待がかかります。高齢化が進む中で、こうしたサービスがどのように地域を支えていくのか、引き続き注目していきたいと思います。