新春特別企画展で海の生き物を新たな視点で体験しよう
三重県伊勢市の「ゼロ距離水族館 伊勢シーパラダイス」では、2025年12月20日から2026年2月8日までの期間、新春特別企画展を開催します。この展覧会のテーマは、「いろんな意味で!?アブナイ生き物たち」です。ここでは、海の生き物について、一般的に知られている「アブナイ」という言葉を多様な視点から捉え直し、さまざまな側面を浮き彫りにします。
特別展示の魅力
展示の焦点は、「アブナイ=毒がある」と一面的に捉えられがちな生き物に対して、飼育員の実体験を通じた新たな見解を提供することです。魚類や無脊椎動物の生態、さらには環境変化への影響など、さまざまな角度から生き物の特徴を探ります。実際に飼育員が感じたエピソードも交えられ、訪れる人々にとってより深い理解を促すことでしょう。
展示内容の詳細
特別展示では以下の内容が含まれます:
- - 毒がアブナイ生き物:オニオコゼやハオコゼ、キタマクラなどの毒を持つ生き物。
- - 切れ味や形状がアブナイ生き物:ウツボの鋭い歯や、殻で手を切りやすいマガキなど。
- - 数が減ってきている生き物:イセエビ、サザエなど、環境の変化や漁獲の影響を受ける海の生き物。
- - 名前や見た目が話題になる生き物:ユニークな外見や名称から人々が「アブナイ」と感じる生き物たち。
午年にちなむ特別展示
さらに、2025年12月26日から2026年1月31日には「伊勢シーホース展」と題した特別企画も実施されます。これは、2026年の干支である馬になぞらえて、タツノオトシゴにスポットライトを当てる内容です。英語では「シーホース(海の馬)」と呼ばれるこの生物は、国内最大級の9種類が展示され、繁殖にも力を入れています。時期によっては、生まれたばかりの赤ちゃんタツノオトシゴも見ることができる貴重な体験が用意されています。
学びの場としての役割
この特別企画展は、ただ見るだけではなく、訪問者に知識を提供し、海の生き物やその環境に対する関心を高めることを目指しています。人々が新たな視点で海の生き物を楽しむことができ、またそれを通じて環境問題について考えるきっかけを得ることが期待されます。
伊勢シーパラダイスの施設概要
「ゼロ距離水族館 伊勢シーパラダイス」は、リアルな海の動物たちを近くで体験できる水族館です。セイウチやゴマフアザラシ、ペンギン、カワウソなど、多様な生き物たちと触れ合える点が大きな魅力です。以下は、施設の基本情報です。
- - 名称: ゼロ距離水族館 伊勢シーパラダイス
- - 所在地: 〒519-0602 三重県伊勢市二見町江580
- - 電話番号: 0596-42-1760
- - 営業時間: 9:30~17:00(最終入場16:30、季節変動あり)
- - 入館料: 大人2,400~2,800円、小中学生1,200円、幼児(4歳以上)600円
- - WEBサイト: https://ise-seaparadise.com/
新春特別企画展で、新たな視点から海の生き物たちの魅力に迫り、環境への意識を高める機会を楽しんでみてはいかがでしょうか。