港区のコミュニティコンポスト
2025-12-05 10:08:19

港区で進化する「コミュニティコンポスト」5周年の取り組みと未来への展望

港区コミュニティコンポスト:持続可能な未来を目指して



東京都港区で、株式会社オレンジページが推進する「港区コミュニティコンポスト」が今年で5周年を迎えました。この取り組みは、地元自治体や企業、地域団体と連携し、脱炭素社会と循環型社会の実現に向けて活動を続けています。本記事では、これまでの活動の成果と今後の展望、地域への貢献について詳しくお伝えします。

5年間の成果と受賞歴


「港区コミュニティコンポスト」は、2021年に始まりました。その志は、地域住民が家庭から作る生ごみを堆肥化し、地域の公園などの緑化に活用することで持続可能な環境を築くことにあります。
この5年間の活動によって、88.5袋のコンポストバッグが使用され、約1,770kgの生ごみが削減され、619.5kgのCO2が削減されました。また、2021年のグッドデザイン賞、2022年のJR東日本グループESGアワードを受賞し、その他地域への展開可能なモデルとしての注目を集めています。

地域貢献と官民連携


オレンジページは、地域貢献に力を入れており、特に新虎通りプランターへの花植えや、生涯学習センターでのグリーンカーテン栽培にコンポストの堆肥を活用しています。また、港区立御成門小学校では「コミュニティコンポスト講座」を実施し、地域の子どもたちにも環境問題を考える機会を提供しています。
この官民連携モデルは、港区とオレンジページ、地域団体の協働により築かれたもので、都市部における持続可能な社会の実現に向けた先進的な取り組みとして注目されています。

2025年に向けた新たな取り組み


今後の挑戦として、2025年度には更なる活動の輪を広げるため、本年度は以下の取り組みを実施しています。
1. オンラインセミナーの開催
全国の自治体や企業に向け、都市部での循環型社会実現の具体的なノウハウを提供しました。講師にはローカルフードサイクリング代表のたいら由以子氏を迎え、コンポストの基礎や港区での実践事例などを幅広く紹介しました。

2. 地域の参加者を募集中
港区に在住・在勤・在学の方々を対象に、2025年12月から2026年3月にかけてのコンポスト活動参加者を募集しています。各家庭やオフィスで生ごみを堆肥にし、共同コンポストに持ち寄る活動です。参加者には堆肥化するためのLFCコンポストが必要ですが、参加費は無料です。

3. 新企画ミニ講座の実施
コンポストの魅力を楽しんでもらうべく、参加者以外も参加できるミニ講座を企画しています。例えば、ハーブを使った「ハーブソルト作り」や、ベランダでの「ミニ菜園講座」など、実践的なプログラムを通じて、より多くの方々にコンポストの楽しみを体験していただく予定です。

港区コミュニティコンポストの意味


「コンポスト」とは、生ごみから作られる堆肥のことで、本活動は地域住民が家庭で生成した生ごみを公園の共同コンポストに持ち寄り、熟成させることによって地域の緑化活動に繋がります。本活動の根底には、2020年に策定されたオレンジページのブランドパーパス「ウェルビーイングな未来をつくる」があります。
都市部での生活者が手軽に取り組めるような工夫がなされ、この活動は地域の資源循環を実現し、特に新橋・虎ノ門地区の緑化に貢献しています。
ゆるやかな交流の中で、参加者同士がアドバイスをし合ったり、堆肥作りの状況を見せ合ったりすることで、コミュニティに愛着が生まれ、ちょっとした達成感も感じられるのです。

オレンジページのESG活動について


オレンジページは、「食を起点にくらしをつくり、ウェルビーイングな世界」を目指し、SDGsの達成に向けた取り組みを進めています。コンポスト活動を通じて、「キッチンから始まる循環」を実現し、21世紀型の豊かなライフスタイルの提案や、地球温暖化への改善、都市のレジリエンスの向上に貢献しています。

持続可能な未来に向けて、港区の取り組みはますます進化していくことでしょう。私たち一人ひとりが意識し、行動することが、より良い未来を作る第一歩なのです。

会社情報

会社名
株式会社オレンジページ
住所
電話番号

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