CLACKの新しい歩み
2026年4月1日、認定NPO法人CLACKが新しい経営体制への移行を発表しました。理事長として平井大輝が井上泰孝にバトンを渡し、CLACKは新たな挑戦のフェーズに入ります。CLACKは、2018年に平井氏が設立し、無償のデジタル教育やキャリア教育を提供することで、中高生支援の活動を行ってきました。特に、ひとり親や不登校、ヤングケアラーといった特殊な状況にある子供たちとの関わりを深め、これまでに累計1,500名以上の若者に手を差し伸べてきました。
昨今、社会の中で「子どもだけでなく、その親世代もまた困難を抱えている」という現実が浮き彫りになっています。そのため、CLACKは構造的な課題を解決すべく、2025年9月に新たに株式会社CLACKを設立し、2法人体制に移行することになりました。この新たな経営体制の下で、NPO法人CLACKは中高生への「学び」の支援に特化し、株式会社CLACKはシングルマザーなどの「働く」支援に重きを置くことになります。それぞれの組織が持つ専門性を最大限に発揮し、社会変革を加速させる狙いです。
創業者からのメッセージ
平井大輝氏はCLACKの設立時からずっと中心となって活動を続けてきました。彼は「生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望とワクワクを持てる社会」を作るという理念を掲げ、多くの方々の協力のもと、年間300名以上の高校生へデジタル教育の機会を提供してきました。今後は「未来の働き方研究所」を設立し、そこを通じて新しい取り組みを進めていくと同時に、株式会社CLACKとの連携を強化し、NPO法人CLACKも成長させていく方針です。平井氏は過去の経験をもとに、次世代を見据えた教育環境の必要性を強く訴えています。
新体制を担う井上泰孝
新代表理事となる井上泰孝氏も、CLACKの立ち上げに早くから関わった一人としてその使命感を持っています。彼は「AI時代における子どもたちの支援は、これまで以上に重要」と強調し、新たな社会のモデルを提示していくことを決意しています。これからのCLACKでは、世界が激変する中で若者が自立し、希望を持てるような仕組みやプログラムの開発が求められる場面が増えることでしょう。
高橋香南子の加入
新たに加入した理事高橋香南子氏は、地方創生や国際関係における経験を持ち、若者のキャリア教育に情熱を燃やしています。彼女は「自分が成し遂げたいことを子どもたちと共有し、互いに成長できる環境をつくりたい」というビジョンを掲げています。
CLACKはこうした新しい体制のもと、今後さらに多くの子どもたちへの支援を行う意向です。そして、企業から提供されたPCが中高生の自走に繋がる「Pass the Baton」、デジタル教育とキャリア教育を行う「Tech Runway」、中高生の居場所となる「よどがわベース」「テクリエさぎのみや」など、多様なプロジェクトを展開しています。
広がる寄付の輪
平井氏とCLACKは、株式会社CLACKの成長による寄付の仕組みを文書化し、さらに透明性を高めました。これにより、経済的利益の一部がNPOに還元される仕組みも確立され、事業の持続可能な成長に寄与することが期待されています。
今後もCLACKはその理念を基に、他の組織との連携を強化しながら地域貢献に努め、多くの困難を抱える若者に希望を与えていくことでしょう。