障がい者アートを楽しむ「新潟MOSごと美術館2024」
株式会社モスフードサービスが、2024年9月1日(日)から11月末まで、新潟県内のモスバーガー全21店舗で「新潟MOSごと美術館2024」を開催することを発表しました。この取り組みは、障がいのある方々が描いたアート作品を企業の場で展示し、気軽に見ることができる機会を提供するものです。
モスバーガーが実施する社会参加支援
「MOSごと美術館」は、モスバーガーにおける社会貢献活動として2016年にスタートしました。新潟県の「まちごと美術館cotocoto」事業を通じて、障がいを持つアーティストの作品を店舗に展示することで、彼らの社会参加を支援しています。これまで東京都内でも展覧会を開くなど、活動を広げており、近年ではアート作品を店舗の内装デザインにも取り入れた例もあります。
特別デザインカップの登場
今年の「新潟MOSごと美術館2024」では、特別に選ばれた作品がコールドドリンクの紙カップにデザインされます。新潟県佐渡市出身のアーティスト、前田優作さんが手掛けた「Fire works」と「秋桜と朱鷺」が、そのデザインに採用されました。これらのカップは、2024年9月11日(水)から数量限定で、新潟県のモスバーガー全店舗および原宿表参道店で提供される予定です。
前田優作さんのアートについて
前田優作さんは1985年に生まれ、幼い頃から絵を描くことに親しんできました。「赤」や「青」といった原色を使った作品を多く手がけ、視覚的な楽しさと癒しを提供することに重きを置いています。今回採用された作品には、佐渡や長岡の花火をイメージした「Fire works」と、朱鷺が登場する「秋桜と朱鷺」があり、どちらも新潟の自然を感じさせる魅力的なデザインです。
まちごと美術館cotocotoについて
「まちごと美術館cotocoto」は、障がいのある方々の作品を企業に提供し、障がい者を社会に繋ぐことを目指す取り組みです。このプロジェクトにより、アーティストの創作活動を支援し、収益が彼らの生活支援となる仕組みです。2024年8月末現在、新潟県内には25名以上のアーティストが参加し、400点以上の作品が展示されています。新潟MOSごと美術館2024でも、こうした作品が大いに支援されることが期待されます。
まとめ
「新潟MOSごと美術館2024」は、障がい者アートを通じて地域の活性化を目指す重要なプロジェクトです。期間中、多くの方々に作品を楽しんでもらい、アートの持つ力を感じていただけることを願っています。この取り組みは、モスフードサービスが掲げる「人間貢献・社会貢献」の理念を具体化したものでもあり、今後も持続可能な地域づくりを通じて、より良い社会を目指していくことでしょう。