機密情報と業務効率化
2026-03-26 15:56:17

機密情報を守りつつ銀行業務を効率化するAI技術の導入事例

機密情報を守りつつ銀行業務を効率化するAI技術の導入事例



金融業界において、機密情報の保護が求められる中で、業務の効率化を同時に追求することは難しい課題です。株式会社Athena Technologiesが開発した「JOYO AI AGENT」は、この両立を実現するための画期的なソリューションです。このプロジェクトは、茨城県水戸市に本社を置く株式会社常陽銀行のニーズを受けて開発されました。

ローカルLLMの導入背景



「JOYO AI AGENT」は、2025年7月に開始したPoC(Proof of Concept)から始まりました。この期間中、銀行業務には高度なセキュリティが求められるため、データの安全性と業務の効率化を両立させるために様々な検証が行われました。その結果、翻訳機能やマスキング機能が実用化され、さらなる機能追加に向けた検証が進められています。

設計指針に基づく安全性、拡張性、利便性



「JOYO AI AGENT」は、セキュリティと利便性を兼ね備えるために、3つの設計指針を採用しています。まず、安全性については、インターネットから物理的に分離された環境にローカルLLMを構築し、機密情報の漏洩リスクを徹底的に排除しました。

次に、拡張性に関しては、共通のローカルLLM運用基盤を設計に組み込み、今後の業務に対しても迅速に新機能を追加できる体制が整っています。最後に、利便性については、専門知識を必要とせず簡単に操作できる「プロンプトレスUI」を採用し、全ての行員が直感的に利用できる環境が整えられました。

ユースケースと今後の展開



「JOYO AI AGENT」の実装された機能は、翻訳、マスキング、稟議書レビュー、業務文書の自動作成と多岐にわたります。これらの機能は、今後も高度な専門性が求められる業務において役立つことが期待されています。特に、融資に関する稟議書のレビューや、財務諸表からの自動情報抽出など、実務に即した提案が進められています。

代表のメッセージ



株式会社Athenaの代表取締役である阿部武氏は、「高機密性が求められる金融業界で、生成AIの利活用が進展することは非常に重要です。本プロジェクトを通じて、AIの可能性を最大限引き出す道を開いたと自負しています」と述べています。

まとめ



金融業務におけるセキュリティの壁を突破し、業務効率化を実現する「JOYO AI AGENT」は、機密情報を守りつつも、業務の改善を追求する新たな取り組みの一例です。今後もこの技術の発展が期待される中で、業界全体としてのDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に寄与していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社Athena Technologies
住所
東京都文京区本郷6丁目25番14号
電話番号

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