Dwilar、世界的スタートアップアクセラレータに採択
Dwilarは、海外不動産投資マーケットプレイスと与信判定AI事業を展開する企業として、米国のカリフォルニア大学バークレー校が実施するスタートアップアクセラレータ「Berkeley Skydeck」に採択されました。このプログラムに参加することで、Dwilarは国際的な成長を目指し、特に海外富裕層向けの日本不動産投資およびローン付与のプラットフォームを開発する運びとなります。
ビジネスの展開と米国法人設立の背景
Dwilarは、不動産取引の領域でFintech事業をグローバルに展開しており、2024年2月には米国に法人を設立する予定です。日本は世界第2位の不動産市場規模を誇るものの、外国人の不動産所有比率は非常に低く、特に東京都内のクロスボーダー取引は全体の約10%という結果が示されています。これは、ニューヨークやパリ、ロンドンといった他の大都市と比較して、巨大な市場の可能性を秘めていることを意味します。
Dwilarは、独自の与信判定AI技術を活用し、日本国内で与信データを持たない顧客でも円滑に不動産取引やローンの組成ができるようサポートしています。この技術により、未開拓の市場をターゲットにしたさらなるビジネスチャンスの実現が期待されています。
Berkeley Skydeckとは
「Berkeley Skydeck」は、カリフォルニア大学バークレー校が運営する世界的に有名なスタートアップアクセラレータで、多くの著名な起業家やイノベーターが卒業生として名を連ねています。同プログラムは、大学が提供する各種リソースや優れたネットワークを活用し、参加スタートアップに対して強力な支援を行います。このアクセラレーションプログラムでは約4ヶ月間、企業が成長するために必要なノウハウを学べる機会が与えられ、最後には多くの投資家が集まるデモデイでの発表が予定されています。
JETROとの連携
さらに、Dwilarは、内閣府等と連携する日本貿易振興機構(JETRO)が提供する「スタートアップシティ・アクセラレーションプログラム」に参加しています。これによりDwilarは、海外展開に向けた必要なリソースやメンターネットワーク、投資家へのアプローチの機会を得られます。このプログラムは、スタートアップ企業にとって、海外での資金調達や販路開拓を支援する役割を果たしています。
今後の展望
Dwilarは「Berkeley Skydeck」で得た知見とネットワークを駆使し、米国市場での事業展開を加速させると共に、日本の不動産市場における外国人投資の促進を図っていきます。Fintechと不動産取引の融合によって、新たなビジネスモデルの創出が期待される中、Dwilarの今後の活動から目が離せません。