ゼロデイ脆弱性研究拠点
2023-11-09 20:00:33
イスラエルのセキュリティリーダーが日本にゼロデイ脆弱性の研究拠点を設立
SSD Labs Japanの設立
イスラエルのセキュリティ企業SSD Secure Disclosureは、三和コムテックとの提携により、日本においてゼロデイ脆弱性に特化した研究拠点「SSD Labs Japan」を新たに設立しました。これは、同社にとって韓国、ベトナムに続く世界で3番目の拠点であり、日本のサイバーセキュリティの発展に寄与することが期待されています。
研究の焦点
SSD Labs Japanは、デスクトップとモバイルオペレーティングシステム、ソフトウェア、デバイスに影響を与える脆弱性に注力し、国内外の優秀な研究者たちが共同で研究を行います。彼らは高度な技術を駆使し、新たな脅威の発見に挑むことで、日本企業のセキュリティを強化する役割を果たすでしょう。
サポート体制
SSD Labsは、IT製品のベンダーからの支援を受けてゼロデイ脆弱性の研究を進め、その成果には正式なCVE番号が付与されます。発見された脆弱性は責任を持って公開され、発見者に対して適切な報酬が支払われる仕組みも整っています。これは、サイバーセキュリティにおける透明性と信頼を確保するための重要なステップです。
日本市場への期待
CEOのAviram Jenik氏は、「日本市場がグローバル化し、セキュリティのリスクが増大する中、我々は三和コムテックと信頼関係を築き、研究拠点を確立した。この活動を通じて、日本の研究者が国際的な舞台で活躍できるようサポートしたい」と述べています。また、「SSD Labs Japanが、日本を世界的な脅威研究の中心地となることを目指している」との意気込みも語られました。
三和コムテックのビジョン
三和コムテックの柿澤浩介氏は、SSD Labs Japanの開設を心から楽しみにしており、長年のパートナーシップを駆使して、国内でのセキュリティリサーチのニーズに応えていくとの決意を示しました。「日本には高度なセキュリティリサーチに対する需要がある。この市場でSSD Labs Japanと協力し、ビジネスを展開していく」と語り、協力の重要性を強調しました。
SSD Secure Disclosureとは
SSD Secure Disclosureは、2007年に設立以来、ゼロデイ脆弱性の領域で名声を確立しました。彼らは安全で透明性の高いデジタルエコシステムの実現を目指し、多くのベンダーとの協力を通してリソースを増強しています。また、毎年開催されるセキュリティ会議TyphoonConの主催者としても知られています。
この新しい研究所の設立は、サイバーセキュリティの革新を促進し、国内外の企業にとって意義深い意味を持ち続けるでしょう。私たちは今後の進展に注目し、その成果を期待しています。
会社情報
- 会社名
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SSD Securiteam Secure Disclosure
- 住所
- Hatidhar 2 Ra'anana, Israel
- 電話番号
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