Netflixドラマの前日譚が待望の出版
小説界に新たな風を吹き込む新庄耕さんの最新作『地面師たちアノニマス』が、2024年11月20日(水)に集英社文庫から発売されます。本書は、実写ドラマ『地面師たち』の前日譚として、多くの読者からの期待に応えて誕生しました。特に、ドラマに登場するキャラクターたちの過去や成り立ちを知りたいというファンの声が集まり、今回の短編集形式でのリリースに至ったのです。
『地面師たちアノニマス』の内容について
本作には、特に地面師たちの集団である後藤、長井、麗子、竹下といった主要メンバーの前日譚が描かれています。それぞれの人物がどのようにして地面師になったのか、また彼らの背後にいる様々なキャラクターたち、例えば辰という刑事や青柳、そして川合菜摘といった人物にも焦点が当てられています。合計7篇の短編が収録され、物語はそれぞれ独立しているのですが、全体を通して一つの大きなストーリーを形成しています。
印象的なのは、巻末に収録された新庄耕さんと後藤役のピエール瀧さんとの特別対談です。この対談では、ドラマのクオリティを支えるセリフの裏話や撮影秘話について語られ、ファンにとってはたまらない読み応えがあります。ドラマと同様に、彼の語る「もうええでしょう」という名セリフの裏側も明らかになります。
前日譚が生まれた背景
原作となる『地面師たち』が承認された頃、監督である大根仁さんが関与し、物語のリアリティと緊迫感を引き立てています。本作では、不動産詐欺がテーマになっており、100億円という巨額の金額を狙った犯罪がどのように展開されたのか、人物たちのドラマが生息する背景が描かれています。その過程で、法廷や様々な人物の思惑が交錯し、さらなる興味を引く展開が待っています。
特設サイトもオープンしており、実写ドラマに関する情報やキャストのインタビューが盛りだくさん。ファンにとっては必見のコンテンツが揃っているので、こちらもぜひチェックしてみてください。
地面師たちシリーズ特設サイト
書籍情報
- - 書名: 『地面師たちアノニマス』
- - 著者名: 新庄耕
- - 発売日: 2024年11月20日(水)
- - 定価: 693円(税10%込)
- - 判型: 文庫判/232ページ
- - ISBN: 978-4-08-744713-2
- - 出版社: 集英社文庫
本書は、Netflixドラマのファンはもちろんのこと、新たに小説を楽しむ方々にも手に取っていただきたい一冊です。地面師たちの背後にあるドラマを、心ゆくまで堪能しましょう。