漁業の未来を担う若者を募集中！フィッシャーマン・ジャパンと連携した事業承継プログラム

漁師の未来を支える新たなプロジェクト

宮城県石巻市において、漁業の後継者を育成する新しい取り組みが始まりました。事業承継マッチングプラットフォーム「relay（リレイ）」を運営する株式会社ライトライトが、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンと連携し、漁師の後継者を広く募集するプロジェクトをスタートさせたのです。この取り組みは、漁業界が抱える後継者不足の問題を解決するためのものです。

現状の漁業界と後継者不足

宮城県は明治時代からの漁業の歴史を持ち、特に金華山沖漁場は豊かな水産資源の宝庫として知られています。しかし、近年では高齢化や人口流出により、漁師の後継者問題が深刻化しています。震災の影響もある中で、地元の水産業は危機に瀕しています。このままでは、次世代の漁師が育たず、地域の水産業が存続の危機に立たされかねません。

阿部一弘さんの想い

今回、石巻市福貴浦の牡蠣漁師、阿部一弘さんが後継者を募集することが決定しました。阿部さんは40年以上、牡蠣養殖を営んできた経験を持つ漁師です。彼は、父から受け継いだこの地を次世代に残すため、若い世代の後継者を見つけることを熱望しています。阿部さんのもとで学び、新たな未来を築く若者たちの参加を期待しています。

水産業の未来に向けた取り組み

「relay」と「フィッシャーマン・ジャパン」は、漁師たちのストーリーをシェアし、すべての候補者と共感を持ってつながることを目指しています。この新たなアプローチにより、漁業の魅力を伝え、熱意ある後継者たちにスピーディーなマッチングを実現することが期待されています。

新たな道を切り開くために

このプロジェクトに参加することで、若者たちは漁業の現場で鍛えられるだけでなく、地域の経済を支える重要な役割を果たすことになります。フィッシャーマン・ジャパンのビジョンは、2024年までに新しい職種「フィッシャーマン」を1000人増やすという目標を掲げています。業界を超えた新しい働き方を提案し、漁業のイメージを一新するために、若者たちが注目できる存在となることを目指しています。