大井町で焼肉文化を育む新店舗
2025年11月、大井町に新たな風が吹き込みます。恵比寿や大井町で高い評価を得ている『焼肉一七三(いなみ)』が、最大30名を収容可能な2号店をオープンすることが決まりました。この新しい店舗は、オープン記念として地域活性化を目的にしたクラウドファンディングも開始しています。
1. 焼肉一七三とは
『焼肉一七三』は、恵比寿で誕生した職人焼肉専門店で、ローカルな支持を得ています。店名はオーナーの稲見(いなみ)からとって名付けられました。特徴は「一口目で“うまい”と感じる焼肉」。肉の選定から仕込み、火入れ、タレ作りまですべてを店舗内で完結させるという厳しいスタイルを守っています。
選び抜かれた特選部位を、職人が一枚ずつ丁寧に仕立てたその肉は、繊維と脂のバランスを見極めながら、最適な厚みと切り方で仕上げられます。焼き上がる瞬間、目の前で見られる職人の手仕事と、その香ばしい香りが楽しめるのが一七三の魅力の一つです。さらに、手作りの副菜や人気の「一七三特製カレー」など、食材に対する真摯な姿勢が顧客からの高評価につながっています。
地元常連客の間で広がりを見せる一七三は、俳優やミュージシャン、アスリートなど多彩な顧客にも愛されています。カウンター越しで職人の技術を間近で体験できる「ライブ型焼肉」としても注目されています。
2. 新店舗の展望
現店舗ではカウンター中心の小規模なお店であり、3名以上での団体利用が難しいという声が続出していました。「もっと広い場所で、家族や友人と楽しみたい」というニーズを受け、新たな出店が決定されたのです。新しい店舗は最大30名を収容でき、2025年11月20日にプレオープン、2026年1月7日にはグランドオープンを予定しています。「焼肉文化を育てる拠点」として、地域との連携も図りながらスタートを切ります。
3. クラウドファンディングの取り組み
新店舗のためのクラウドファンディングは、支援者に対して独自のリターンを用意しています。新店舗の設備や職人の育成、地域イベントなどに支援金を活用し、支援者にはプレオープンへの招待や限定メニューの提供などの特典が用意される予定です。プロジェクト名は「大井町発・焼肉の街宣言『焼肉一七三』2号店オープンプロジェクト」で、目標金額は300万円です。
4. 地域と共に歩む文化の創出
再開発が進む大井町は、2026年春に「大井町トラックス」の開業も控えており、商業・文化が交差する街として注目されています。一七三は、食を通じて人々や地域をつなぐ文化を育む意欲に満ちています。「食べに来るだけでなく、街全体を楽しむ焼肉文化を」との意気込みを持って新たな事業に挑む姿勢は、街の人々にも新しいコミュニティの創出を促すことでしょう。
5. オーナーからのメッセージ
オーナーの稲見は、「一口目で“うまい”を届けたい」との思いを抱き、小さな店舗から始まった一七三は4店舗目の開業を迎えます。この新店舗は、単なる拡張ではなく、焼肉が「街の記憶」となる未来を築いていきたいと語ります。地域とともに、焼肉の未来を描きつつ、これからも職人たちと共に最高の一皿を提供し続けていく考えです。