中華の名店跡地に新たな魅力が誕生『和ぎ家（なぎや）』オープン！

中華の名店跡地に新たな魅力が誕生

山口県長門市で、地域の人々に長年愛されてきた中華店「桃屋食堂」がその歴史に幕を閉じ、後を引き継ぐ新たな店舗「和ぎ家（なぎや）」が2025年10月10日にオープンしました。この店舗は、オープンネーム事業承継「relay（リレイ）」の手法を用いて継承されたもので、地域の新しい拠点として期待されています。

桃屋食堂の思い出

「桃屋食堂」は、地元の人々にとって特別な場所であり、オーナーが手がける本格的な中華料理は特に人気を集めていました。長門市のふるさと納税返礼品にも選ばれた看板メニューの「肉飯」は、訪れた人々の心に深く刻まれています。オーナーは年齢を考慮し、この場所を次世代に託すことを決意しました。「地域に愛されるお店を作ってほしい」という思いから、後継者募集を行った結果、南直代さんが新たな経営者として選ばれました。

和ぎ家のオープン

新店舗「和ぎ家」は、定食とお弁当を専門にしたお店です。南さんは海の近くで育ったことから、店名の由来には「凪（なぎ）」が含まれています。訪れる方々が和んで集まることのできる、心温まる場所を目指しています。オープンに合わせて引継ぎセレモニーが行われ、多くのメディアが取材に訪れる中、南さんは「楽しいひとときを提供し、地域に愛されるお店にしたい」と語りました。

地域との繋がりを重視した新しい形

オープンネーム事業承継「relay」は、従来の事業承継の形に挑戦し、透明性の高いマッチングを実現しました。経営者が込めた想いやストーリーを理解したうえで、熱意ある後継者との出会いを促します。これまでに700件以上の後継者募集が行われ、多くの成功事例を生み出しています。

長門市と連携して進められている事業承継支援業務は、地域の人々の想いを次世代へと繋げる重要な取り組みです。そして、「和ぎ家」はその一環として、地域に新たな風を吹き込むことでしょう。