資産形成意識調査の結果からみえた流行の兆し
最近、株式会社ロイヤリティマーケティングが実施した意識調査によれば、日本におけるNISAやiDeCo、変額保険に対する認知度や興味の程度は思った以上に低いことがわかりました。この調査は2026年1月6日から7日にかけて、20歳から69歳までの1,000人を対象に行われました。
認知度の格差
調査の結果、特に注目されるのが変額保険に関する認知度です。驚くことに64.1%が「全く知らない」と回答し、その認知率はNISAやiDeCoと比べて明らかに低いと言えます。NISAに関しては「名前だけ知っている」が35.5%、内容まで理解しているという人も23.6%と、一定の理解が広がっていることが明らかになっています。iDeCoでも同様に、認知度は比較的高く、変額保険とは対照的です。
この結果から、消費者が変額保険について詳細な知識を持たず、不安を感じていることがうかがえます。これは今後、金融教育や情報提供が必要であることを示唆しているかもしれません。
資産形成への意欲
意識調査のもう一つの重要な点は、資産形成に対する関心を示すデータです。実際に「NISA・新NISA、iDeCo、変額保険を利用したくない」と考えている人は47.0%に上りました。また、60.4%が「どれも利用していない」と回答しており、これも驚くべき数字です。
さらに今後利用したい金融商品について聞いたところ、「特にない」との回答が56.3%となりました。このことは、多くの人が資産形成の必要性を感じつつも、具体的な手段には関心が薄いことを表しています。
資産運用のスタンス
調査の中で、資産運用へのスタンスについても触れられています。「よくわからない」と答えた人が全体の36.2%を占め、その後には「元本割れを絶対に避けたい」「リスクとリターンのバランスを重視」と続いています。特に60代の人々の間では、元本割れを避ける意識が非常に高くなっています。
この現象からは、高齢層ほどリスク回避傾向が強く、資産運用に対する適切な教育や情報が必要であることがわかります。
ステータスに合致する制度
回答者に、自身の資産形成スタンスに合う制度を選んでもらったところ、「わからない」が45.1%に達しました。続いて「NISA・新NISA」が35.1%と、一定の評価を得ているものの、自信を持って選べない人が多いことも示されています。これは金融商品や制度に対する適切な理解が普及していないことを物語っています。
変額保険の魅力と満足度
興味深いことに、変額保険に加入している人の約80%がその魅力を評価しているとの結果が出ました。最も多く挙げられた加入理由は「保険と投資を一体で準備できるから」で、将来の資産形成に役立つとの認識も高いようです。その一方で、認知度が低いことから、今後の普及の妨げになることが心配されます。
調査結果を通じて、金融商品や制度に対する理解を深めるための正確な情報提供が必要であることが浮き彫りになりました。これからの金融教育の重要性が感じられる結果でした。
調査概要
この調査は、インターネットを通じて行われ、20歳から69歳までの国内在住者1,000名からの回答が集められました。
今後の資産形成にどのように向き合っていくか、高まる課題とともに、多くの人々に誤解を解消する取り組みが進んでいくことが求められています。