日本初の再生段ボール
2025-04-30 13:30:48

大阪万博で初めて実現!アルミ付き紙容器から再生段ボールへの挑戦

大阪万博での新たな挑戦



2025年に大阪で開催される万博において、環境に配慮した新しい取り組みが行われます。王子ホールディングス、ゴールドパック、日本テトラパックの3社が協力し、国内初となるアルミ付き紙容器を再生した段ボールを実用化することが発表されました。この段ボールは、大阪・関西万博の北欧パビリオンで来場者に配布される「ノルディック・サークル」オリジナルデザインのボトルドウォーターを梱包するために使用されます。

画期的なリサイクルシステムの構築



従来、アルミ付き紙容器は焼却処理されることが多く、実際に再利用される割合はわずか3.6%に過ぎませんでした。しかし、今回の取り組みでは、アルミ付き紙容器を段ボールに再生可能な新たなリサイクルシステムが構築され、今後の食品業界全体への普及が期待されます。ゴールドパックが製造したボトルドウォーターにこの再生段ボールが使われることで、持続可能な社会に向けた一歩を踏み出すことになります。

各社の展望



この取り組みについて、各社の代表者は以下のようにコメントしています。

  • - 王子ホールディングスの島谷啓二リサイクル推進部長は、「私たちの環境問題への取り組みは継続的であり、今回の実現はサステナブルな社会に向けた大きな一歩である」と述べました。また、他の企業や自治体との協力によって、さらなるリサイクル拠点の整備を進める意向を示しています。

  • - ゴールドパックの百瀬淳吾経営企画部長は、循環型社会の実現に寄与することを目指しており、「この再生段ボールを通じて、使用済みの紙容器が再び価値を持って生まれ変わる過程を来場者に体験してもらいたい」と語っています。今回の取り組みが、企業の環境方針に合致するだけでなく、直に人々にその価値を伝えられることに大きな喜びを感じているようです。

  • - 日本テトラパックの大森悠子サステナビリティディレクターは、2050年までにバリューチェーン全体の温室効果ガス排出をネットゼロにする目標を掲げ、「使用済みの紙容器が確実に回収・リサイクルされることで、新しい可能性が広がる」と語ります。今回の取り組みは全国的にも革新的で、環境に優しいだけでなく、食品業界全体の循環型社会の実現に向けた新たなモデルを示すものとなるでしょう。

環境保護への貢献



今回の実用化により、アルミ付き紙容器のリサイクルが進むことは、持続可能な未来につながる重要な一歩です。この技術の普及が進めば、食品・飲料業界における環境問題の解決に大きく寄与することが期待されます。万博はその象徴的な場として、多くの人々に資源循環の意義を伝える機会となることでしょう。

まとめ



2025年の大阪・関西万博での取り組みは、リサイクルに関する意識を高め、企業模範を示す貴重な試みです。持続可能な社会の実現には、企業だけでなく個人や地域が一体となることが求められます。これからの時代に向けた、高度なリサイクルシステムの実現を目指して、さらなる革新が期待されます。


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会社情報

会社名
日本テトラパック株式会社
住所
東京都港区元赤坂1-3-13 赤坂センタービルディング16F
電話番号

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