Yoiiによる日本初のレベニュー・ベースド・ファイナンスファンドの設立
株式会社Yoiiは、レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)に特化した日本初のファンド「Yoii RBFファンド1号投資事業有限責任組合」の設立を発表しました。このファンドは、スタートアップや中小企業の支援に特化しており、その設立は、日本の経済のさらなる発展を目指す重要なステップです。
RBFファンド設立の背景
日本のスタートアップ環境は近年急速に変化しています。2022年の「スタートアップ育成5か年計画」により、国内投資額の大幅な増加が目指されていますが、スタートアップの資金調達選択肢は依然として限られています。特に、融資の環境は厳しく、貸出金利の引き上げが続く見通しです。これにより、企業はますます資金調達に苦労することが予想されます。
Yoiiは、そうした課題を抱える企業に対して、新たな資金調達手法を提供することを目指しています。RBFは、企業の売上実績に基づいて未来の売上を予想し、その一部を資金として使用するもので、事業の将来性に対する評価に基づいているため、他の資金調達手法に比べて利用しやすいのが特徴です。
RBFファンドの概要
このファンドは、2024年12月に契約が締結され、2025年1月に設立される予定で、総額は11.3億円です。運用期間は2年間で、Yoiiが無限責任組合員として運営を行います。アドバイザリーには三菱UFJ信託銀行が名を連ね、発展的な運営を支援します。
出資者には三菱UFJ信託銀行、地域経済活性化支援機構、FFGベンチャービジネスパートナーズなどが含まれ、特に三菱UFJ信託銀行からの支援は大きな期待を寄せられています。
RBFファンドへの期待
三菱UFJ信託銀行の鶴岡室長は、「スタートアップや中小企業が直面する資金調達の課題に対して、今後も高い問題意識を持って解決にあたる」と述べており、RBFファンドが新たな事業成長の機会を創出することを期待しています。
一方、地域経済活性化支援機構の坂本常務は、RBFが持つ高いポテンシャルに言及し、この新たな資金調達手法が地域経済の活性化に貢献することを目指しています。
Yoiiのビジョン
Yoiiは2021年からスタートアップと中小企業に対し、資金調達の選択肢としてその取り組みを進めてきました。これまで数多くの企業を支援してきた実績があり、ファンドの設立はその集大成とも言えるでしょう。
Yoiiは、RBFを通じて企業の成長をサポートし、日本経済の振興に寄与することを目指しています。一方、今後の展望としても、革新的な資金調達手法の普及と、成長企業の支援を継続して行う意義を強調しています。
イベントの案内
さらに、Yoiiは12月19日および20日に東京国際フォーラムで「MUFG Startup Summit」を開催します。資金調達に関心のある方には、Yoiiのブースや代表のセッションを通じて貴重な情報が得られる機会です。
会社情報
Yoiiは東京都渋谷区に本社を置くFintech企業で、2021年に設立されました。新しい資金調達の選択肢を提供し、挑戦する企業の成長を支援することを使命としています。ウェブサイトでもさらに多くの情報が得られますので、ぜひチェックしてみてください。