株式会社mojaが営業組織図オートメーションツールのAPI公開を発表

株式会社moja（本社：東京都新宿区）は、自社が提供する営業組織図オートメーションツールuluにおいて、2025年6月に外部向けのAPI「ulu OpenAPI」を公開することを発表しました。この新しい取り組みにより、業務システムの連携がよりスムーズかつ安全に行えるようになります。

API公開の背景と目的

最近のビジネス環境において、API（Application Programming Interface）は企業内外の業務システムとの連携や新たなサービスを生み出すために不可欠な技術です。これまでも、名刺管理ツールSansanやCRMソフトウェアのSalesforceと連携するために社内でAPIを活用していた株式会社mojaは、外部の開発者や企業が自社のアプリケーションに接続することで、より多様なニーズに応えることを目指しています。

新機能と期待されるビジネスインパクト

新たに公開されるAPIには、以下のような機能が含まれています：

- 双方向連携：取引先や担当者、案件データの登録、取得、更新、削除が外部アプリケーションから行え、二重管理の必要がなくなります。これにより業務の効率性が飛躍的に向上します。
- 公式役員情報の管理：独自のデータベースから最新の役員情報を基幹システムやCRM上で統合し、営業戦略の策定を支援します。
- カスタムフィールドの利用：ユーザーは提供サービスの取引履歴や利用率などをカスタマイズし、具体的な情報を視覚化できます。

これらの機能により、顧客企業は自社のCRMや基幹業務システム、外部SaaSとの連携を加速させ、業務プロセスを最適化することが期待されています。また、パートナー企業にとっても、自社のアプリケーションやサービス開発をより効率的に進める手助けとなります。

安全性と拡張性への配慮

API提供にあたり、安全性や拡張性も重点を置いています。具体的には以下の対策が講じられています：

- 認証・認可機能：OAuth 2.0に対応し、利用者ごとのアクセス権限を細かく管理します。
- エラーハンドリング：エラーやレスポンスの構造を統一し、開発者がトラブルシューティングを行いやすくします。
- ドキュメンテーション：詳細な利用方法やパラメータをあらかじめ示し、技術者がスムーズに開発を進められるようにサポートします。
- セキュリティ強化：HTTPSによる暗号化通信で、データの安全な取り扱いを保証します。

今後の展望

株式会社mojaは、顧客やパートナーからのフィードバックを基にAPI機能をさらに拡充させる方針で、SDKやサンプルコードの提供、Webhookなどの機能強化にも着手していく予定です。APIの公開は、彼らが目指すエコシステムの拡充や新しい価値の創造に寄与すると期待されています。

営業組織図オートメーションツールuluとは

営業組織図オートメーションツールuluは、法人営業向けのクラウドソフトウェアで、特に取引先の組織図を自動生成することが可能です。名刺管理サービスと連携し、特定企業の組織図を瞬時に作成する機能が多くの企業に評価されています。これにより、企業の決裁ルートを整理し、エンタープライズセールスにおいてもスムーズな業務運営が実現されます。

詳しくは公式ページをご覧ください。