KUSABIが「投資家名鑑」に新たに登場しスタートアップ支援を強化

KUSABIが「投資家名鑑」に新たに登場

株式会社ベクトルによって運営されている「ベンチャーTV」の「投資家名鑑」に、スタートアップ支援を目的としたKUSABIが新しく参加したことが発表されました。これにより、日本のスタートアップ企業とのつながりをさらに深めることが期待されています。

「ベンチャーTV」とは

「ベンチャーTV」は、日本全国の有望なスタートアップ企業のプレゼン動画を一堂に集約している国内最大級のプラットフォームです。このメディアは、企業のピッチ動画を視聴できるだけでなく、厳選されたスタートアップの情報を無料で検索・閲覧できる利便性を提供しています。サービスがローンチしてから約1年で、現在の掲載企業数は700社を超え、さらに多くの企業からの掲載依頼も舞い込んでいます。

KUSABIの参画

KUSABIの代表パートナーである渡邉氏は、スタートアップとの幅広い接点を持ち、マッチングを進めるために「投資家名鑑」への参画を決定したと述べています。これにより、社会や産業の変革を目指す起業家との出会いが広がることが期待されています。

KUSABIは、主にTMT（テクノロジー、メディア、テレコム）やサービス、DeepTechといった分野でのスタートアップに注目し、SeedまたはEarlyステージの企業へのリード投資を特化しています。投資決定は迅速に行われ、数週間から2ヶ月内で完了します。

投資家名鑑の内容

「投資家名鑑」では、ファイナンスの専門家であるVCやCVC、事業会社、エンジェル投資家がどのような分野に投資しているのか、または心に留めるべきスタートアップの情報を一覧で確認できます。これにより、投資の機会を見つける手助けとなるでしょう。

スタートアップエコシステムの構築

ベクトルグループは、国内のスタートアップ企業が抱える多くの課題を理解しており、営業、アライアンス、ファイナンス、PR、採用、コミュニティの6つの主要な悩みに焦点を当てています。今後は、2000社以上の顧客基盤と人的ネットワークを活用し、スタートアップ社長が事業に集中できるようなエコシステムを構築していく計画です。

この取り組みの背景には、政府によるスタートアップ支援の強化があります。日本政府は、スタートアップへの年間投資額を2027年度までに現在の約8000億円から10兆円規模にまで引き上げることを目指しています。これに伴って、国内のスタートアップ市場はさらに活発になることが予想されていますが、今のところ必要なインフラはまだ整っていないのが現状です。

今後の展望

KUSABIの参加により、スタートアップと投資家のマッチングはもちろん、企業のブランディングやPR支援も視野に入れています。アジアNo.1のPR会社であるベクトルの専門チームが、プレスリリースやメディアカバレッジ、SNS運用を通じて、投資活動をサポートします。ニーズに応じた最適なプランや体制を整えることで、スタートアップの成長を全面的にバックアップしようとしています。

このように、KUSABIの「投資家名鑑」への参画は、日本のスタートアップ支援の新たな一歩となり、活躍する企業が世に出る手助けとなるでしょう。