横浜市に新たなデータセンター「inet annex」の開設
株式会社アイネットは、2026年1月に神奈川県横浜市に新しいデータセンター「inet annex(仮称)」の開設を発表しました。この施設は、アイネットの既存のデータセンターと連携し、増加し続けるデータセンター利用のニーズに応えるために設立されます。アイネットはこれまで、1997年から横浜市にてデータセンターを運営し、多様な業種のお客様にサービスを提供してきました。
開設の背景
近年、データセンターへの需要は急激に増加しており、アイネットの既存データセンターの稼働率も高い水準に達しています。この状況を受け、アイネットはNTT東日本との連携により、新たに「inet annex」を設立することを決定しました。これによりお客様の多様なニーズに応えていくことが期待されています。
inet annexの特徴
1. 柔軟なハウジングサービス
「inet annex」では、1ラックから対応可能なハウジングサービスが提供されます。顧客の要求に応じて、ラックの仕様や配置を自由に選択できるため、規模に関係なく多様なニーズに対応します。標準的なラックサイズは横幅700mm、奥行き1,100mmで、電源ケーブルは異なる経路で提供されるため安心です。
2. 高い相互接続性
「inet annex」は、アイネットが運営する他のデータセンター「inet north」や「inet east」と直結しており、事業者間相互接続が可能です。冗長経路でつながっているため、高い信頼性とセキュリティが保証されています。これにより、顧客は安心してサービスを利用できる環境が整います。
3. 災害対策
新設される「inet annex」は、震度6強の地震に耐える耐震構造が施されています。立地条件も考慮され、津波のリスクが低い地域に設置されており、UPS(無停電電源装置)も各フロアに適切に設置される予定です。これにより、高い安全性が実現されています。
4. 充実したサポート
保守面でも安心の24時間365日常駐体制を備え、専門の技術スタッフがトラブルに即対応します。このサポート体制により、顧客は安心してサービスを利用することができるでしょう。
inet annexの概要
- - データセンター名: inet annex
- - 所在地: 神奈川県横浜市
- - 建物構造: 鉄骨造、耐震構造
- - ハウジングルーム面積: 約380㎡(約100ラック規模)
- - データセンター用電力量: 約600キロワット
アイネットおよびNTT東日本の概要
株式会社アイネットは、横浜市に本社を構え、情報処理サービスやシステム開発を行っています。公式サイトは
こちら。
NTT東日本は、神奈川県を中心に地域電気通信業務を展開している企業で、データセンター業務なども行っています。詳細は
NTT東日本の公式サイトを参照してください。
お問い合わせ
データセンターの構築や運営に関する詳しい情報は、NTT東日本神奈川事業部の広報担当までお問い合わせください。
この新しいデータセンターの開設は、アイネットの「顧客第一主義」を支える重要な基盤となることでしょう。