高橋成樹のウッドアート展『Coexist with Woods』
渋谷区神宮前に位置するブティックホテルTRUNK(HOTEL)のメインラウンジ、TRUNK(LOUNGE)にて、ウッドアーティスト高橋成樹氏によるアート展『Coexist with Woods』が開催されています。この展示は、自然と木に向き合う高橋氏の独自の視点を反映した作品群が中心となっています。
高橋氏は高知県出身で、製材業を営んでいた祖父と大工の父の元で育ちました。日本一の森林率を誇るこの地で、子供時代を木々に囲まれて過ごす中で、自然への真摯な思いを抱くようになりました。19歳の頃からは「山師」として林業に従事し、22歳で独学でウッドプロダクトの制作を始めました。その取り組みは、森林破壊という誤解を解き、自然と触れ合うことの大切さを広めることを目的としています。
今回は、高橋氏が手掛けたアート作品や日常的に使えるプロダクトが展示されています。展示の主軸は、自然の木々と向き合う姿勢や、その背後にある物語を基にしたオブジェ作品です。使用される素材は、自身が所有する山で間伐された檜や杉など、必要な間引きのみに基づいています。これは、山の健康を守りつつ、産業のサステナビリティを考慮した選択とも言えるでしょう。
高橋氏は素材の個性を尊重し、木目や模様を生かした独特のデザインを施します。彼は、一本の木と対面し、そのストーリーを受け取って形にするプロセスを大切にし、その結果唯一無二のアートを創り上げます。木はただの素材ではなく、それぞれが持つ歴史や物語を映した作品として、観る者に感動を与えています。
特別なアートイベントも実施
本展示期間中、TRUNK(LOUNGE)内のポップアップスペースRoom101では、3月13日から15日まで高橋氏による制作風景を実際に見ることができる貴重なアートイベントが行われます。アーティストが直接木を削り、シェイピングしていく様子を間近で体験することができ、創作の神秘に触れる良い機会です。特に、最終日には高知県を拠点に活動する浜田和紙とのコラボレーションワークが行われ、和紙を用いた作品の制作も行われます。
オリジナルドリンクの販売
また、イベント期間中は、高知県の矢野金光農園の文旦を使用したオリジナルドリンクも販売されます。バーテンダーが考案したアルコール・ノンアルコールのカクテルは、旬の文旦を生かしたフレッシュな味わいに仕上がっています。ドリンクを購入した方には、イベント限定のノベルティとして、木のシェイピングからできた端材を詰めたサシェがプレゼントされます。
イベント詳細
- - 開催日時: 2025年3月13日(木) - 3月15日(土)
- - 高橋成樹パフォーマンス: 3月13日・14日 13:00 – 14:00 / 16:00 – 17:00
- - コラボレーションワーク: 3月15日 11:00 – 20:00
高橋成樹氏の作品がどのように広告によって形成されるのか、彼が向き合う木々の物語、さらには特別なイベント参加を通じて、自然との共存を感じることができる素晴らしい機会です。是非、訪れてみてください。詳しい展示情報やお問合せはTRUNK(LOUNGE)までご連絡ください。